電気代の高騰が家計を圧迫する中、手軽に始められる節約術が注目されています。
日々の工夫次第で電気代は意外と簡単に抑えることが可能です。
この記事では、誰でも実践できる節約術11選をはじめ、便利な節約グッズもあわせて紹介します。
難しい知識や高額な投資は必要ありません。
ちょっとした工夫で電気代を削減し、家計にも環境にも優しい生活を目指しましょう。
- 1カ月の平均的な電気代
- 電気代電気代の簡単な節約術
- 電気代節約グッズ
- 電力会社の乗り換え手続きを無料代行するサービス
経済産業省・資源エネルギー庁の調査によると、実際に家庭用電灯の平均価格は上昇傾向にあり、2010年度から2022年度にかけて約59%の上昇、kWhあたり約17.99円値上がりしています。

引用:経済産業省・資源エネルギー庁「電気料金平均単価の推移」
電力自由化により、大手電力会社よりもリーズナブルな電力プランを提供する新電力も多数参入していますので、気になった方は以下もチェックしてみてください。
東京電力より安い電気料金・電力会社を紹介!東京電力エリアでお得に使えるおすすめ電力サービスを徹底解説
- 節電の前に確認を!電気代が高い理由
- 平均的な1カ月あたりの電気代の目安
- 電気代の簡単な節約術14選
- 節約術1:現在の契約プランを見直す
- 節約術2:電力会社を乗り換える
- 節約術3:契約アンペア数を見直す
- 節約術4:カーテンでエアコン効率を上げる
- 節約術5:エアコン・冷蔵庫の設定温度を見直す
- 節約術6:冷蔵庫内の冷気の吹き出し口付近にものを置かない
- 節約術7:白熱灯や蛍光灯の照明はLEDに取り換える
- 節約術8:洗濯機はまとめ洗いで使用回数を減らす
- 節約術9:部屋干しを併用して乾燥機の使用頻度を減らす
- 節約術10:テレビの画面の輝度を下げる・省エネモードにする
- 節約術11:エアコンのフィルターを定期的に掃除する
- 節約術12:温水洗浄便座の設定温度を見直す
- 節約術13:トイレを使わないときはフタを閉める
- 節約術14:待機電力を減らす
- 電気代を節約したい方におすすめの電力会社
- 電力会社乗り換え・料金見直しはくらしテクにお任せ!
- 電気代節約に関するよくある質問
- 電気代節約のために簡単な節約方法から実践しよう
節電の前に確認を!電気代が高い理由
電気代が高いと感じたとき、まずはその原因を特定することが大切です。
家電の使い方やライフスタイルの変化が電気料金に大きく影響している場合があります。
また、古い家電の使用や無駄なエネルギー消費が原因となっていることも少なくありません。
電気代が高い原因を知ることで、自分にとっての効果的な節約方法を見つけやすくなります。
以下では、電気代が高くなる際に考えられる理由を紹介し、節電対策の前に見直すべきポイントを解説します。
- 電気代の高い家電の使用頻度が多い
- 古い家電を使い続けている
- ライフスタイルが変わった
- 家電の使い方が正しくない
電気代の高い家電の使用頻度が多い

経済産業省・資源エネルギー庁の調査によると、エアコン、冷蔵庫、照明は、家庭内で特に電気代がかかる家電です。
特にエアコンは家庭で最も電力消費の大きい家電ですので、使い方や使用時間を工夫すれば、最も節約効果を期待しやすいです。
また衣類乾燥機は、家庭全体の電力消費割合としては高くありませんが、1回の消費電力が大きい家電です。
家電製品の消費電力一覧 | ||
---|---|---|
家電 | 消費電力 | 1回あたりの電気代 |
エアコン | 45W~2000W | 4.86~216円 (4時間想定) |
衣類乾燥機 | 1200W~1400W | 129.6~151.2円 (4時間想定) |
洗濯機 | 500W~900W | 9~16.2円 (40分想定) |
電子レンジ | 1300W | 5.85円 (10分想定) |
炊飯器 | 350W~1200W | 9.45~32.4円 (1時間想定) |
冷蔵庫 | 150W~500W | 97.2~324円 (24時間想定) |
電気ポット | 700W~1000W | 0.63~0.9円 (2分想定) |
「電子レンジと同じくらいか」と思われるかもしれませんが、衣類乾燥機の場合連続で4時間程度稼働します。
数分しか稼働しない電子レンジと違い、1回あたりの電気代も高くなります。
そのため衣類乾燥機を日ごろからよく使うご家庭の場合、電気代が高額になることがあります。
電気代の計算方法
電気代の計算方法は、消費電力(W)×使用時間(時間)÷1000×電気料金単価(円)です。
例えば900Wを1時間使用の場合、以下のように計算します。
900w×1h=900wh
→900wh÷1000=0.9kwh
→0.9kwh×27円=24.3円
正確な電気料金単価が分かる場合は、27円の部分を置き換えて計算してください。
古い家電を使い続けている

引用:経済産業省「令和2年度省エネルギー促進に向けた広報事業p46 家電使用期間」
古い家電製品は、新しいモデルに比べて電力効率が低い傾向にあります。
経済産業省の調査によると、家電の買い替えまでの使用年数は平均で8~10年程度となっています。
しかし、例えば10年以上前の冷蔵庫やエアコンは、最新機種に比べて約15%多く電力を消費することがあります。
省エネ性能が向上している近年の家電に買い替えると、年間で数千円から1万円以上の電気代を節約できることがあります。
定期的に家電の買い替えを検討し、最新の省エネ製品を取り入れることで、使い方を変えなくても電気代を削減することができます。
ライフスタイルが変わった
テレワークの普及や家族構成の変化により、家庭での電気使用量が増えるケースもあります。
実際、総務省による令和4年の調査によると、2021年からテレワークを導入している企業は50%を超えています。
2020年の新型コロナウイルス感染症の拡大後に、急速にテレワークの導入が進みました。

参考:総務省「令和5年通信利用動向調査の結果」
例えば、在宅勤務が増えると、日中にエアコンや照明を使用する時間が長くなり、月々の電気代が平均で20~30%増加することがあります。
また、家族が増えると冷蔵庫の開閉回数や洗濯機の稼働回数が増え、それに伴い電力消費量が増加します。
家電の使い方が正しくない
家電製品の使い方を誤ると、無駄に電力を消費してしまうことがあります。
例えば、エアコンの設定温度が適切でないと、効率が悪くなり消費電力が増える原因となります。
冷蔵庫に食材を詰めすぎると冷気が循環せず、余計なエネルギーを使ってしまいます。
さらに、テレビやパソコンの待機電力をそのままにしておくと、年間で1,000円以上の電気代を無駄にする可能性もあります。
各家電の正しい使い方やメンテナンスを意識することで、無駄な電力消費を防ぎ、電気代を節約することができます。
平均的な1カ月あたりの電気代の目安
1カ月の平均的な電気代は、世帯人数や地域によって異なります。
それぞれの家庭環境や電力消費量に応じて、電気代の範囲が大きく変動します。
以下では、世帯人数別と地域別に分けて、平均的な電気代について具体的な数字を挙げながら解説します。
自身の状況に照らし合わせて、適正な電気代を確認し、節約の参考にしてください。
また、電気代が高い場合の原因も見直すきっかけとなるでしょう。
- 世帯別の1カ月あたりの電気代
- 世帯主の年齢別の1カ月あたりの電気代
- 世帯主の年齢別の1カ月あたりの電気代
- 地域別の1カ月あたりの電気代
世帯別の1カ月あたりの電気代
世帯人数による1カ月あたりの電気代は、多人数世帯になるほど高くなる傾向があります。
世帯人数 | 一人 | 二人 | 三人 | 四人 | 五人 | 六人~ |
---|---|---|---|---|---|---|
1カ月あたりの電気代 | 6,726円 | 10,940円 | 12,811円 | 13,532円 | 14,373円 | 18,941円 |
年間の電気代 | 80,712円 | 131,280円 | 153,732円 | 162,384円 | 172,476円 | 227,292円 |
e-Stat:家計調査2023年 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出「世帯人員・世帯主の年齢階級別」
例えば、総務省のデータによれば、一人暮らし世帯の1カ月の平均電気代は6,726円ですが、四人家族の場合は13,532円となっています。
さらに五人家族では、平均で14,373円と増加します。
これは、使用する家電の台数や使用時間が人数に応じて増えるためです。
また、同じ人数でも生活習慣や家電の使用方法によって、電気代には差が生まれます。
家電の省エネ性能や使い方を工夫することで、家計への負担を抑えましょう。
世帯主の年齢別の1カ月あたりの電気代
世帯主の年齢別に、1カ月あたりの電気代を一覧にまとめています。
世帯主の年齢によって同居家族や同居人数も変わります。
~29歳の場合は単身世帯が多いこともあり、1カ月あたりの平均電気代は5,260円と、他の年代よりかなり安いです。
一方、30歳以上になると二人暮らし以上の世帯が増えることから、1カ月あたりの平均電気代は10,000円前後まで高くなります。
ご自身の年代での平均的な家族構成の電気代を知りたい方は参考にしてみましょう。
世帯主の年齢 | ~29歳 | 30~39歳 | 40~49歳 | 50~59歳 | 60~69歳 | 70歳~ |
---|---|---|---|---|---|---|
1カ月あたりの電気代 | 5,260円 | 9,357円 | 11,230円 | 10,776円 | 11,365円 | 10,086円 |
年間の電気代 | 63,120円 | 112,284円 | 134,760円 | 129,312円 | 136,380円 | 121,032円 |
e-Stat:家計調査2023年 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出「世帯人員・世帯主の年齢階級別」
地域別の1カ月あたりの電気代
地域別の1カ月あたりの平均電気代は以下の通りです。
総務省の2023年のデータを参考に、各地域の1~12月の電気代の平均を算出しました。
地域 | 全国平均の電気代 | 北海道の電気代 | 東北地方の電気代 | 関東の電気代 | 北陸の電気代 | 東海の電気代 | 近畿の電気代 | 中国の電気代 | 四国の電気代 | 九州の電気代 | 沖縄の電気代 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1カ月あたりの平均電気代 | 12,265円 | 12,794円 | 14,833円 | 12,346円 | 15,248円 | 12,316円 | 11,699円 | 14,072円 | 13,003円 | 10,835円 | 10,962円 |
年間の電気代 | 147,180円 | 153,524円 | 177,991円 | 148,146円 | 182,980円 | 147,795円 | 140,390円 | 168,866円 | 156,037円 | 130,023円 | 131,547円 |
e-Stat:家計調査2023年<品目分類>1世帯当たり(四半期計)の支出金額,購入数量及び平均価格
基本的にエアコンは冷房よりも暖房のほうが電気代が高くなります。
そのため、多雪地帯である東北や北陸地方は暖房需要が高く、1カ月あたり平均電気代が1万5,000円前後となっています。
一方、比較的温暖な九州地方や沖縄地方では、平均で12,346円と、おおむね全国平均と変わりません。
地域ごとの違いを把握することも、ご自身の電気代が妥当かどうかを判断する参考になります。
地域特有の気候や電力需要を考慮しつつ、効率的なエネルギーの使い方を意識していきましょう。
季節別の1カ月あたりの電気代
季節別の1カ月あたりの電気代は以下の通りです。
総務省のデータを参考に、2023年の電気代を1~3月・4~6月・7~9月・10~12月の四半期で分けて一覧にしました。
エアコンは冷房よりも暖房のほうが電気代が高くなります。
そのため最も寒い1~3月の冬の時期が、特に電気代が高い傾向にあります。
季節 | 全国平均の電気代 | 北海道の電気代 | 東北地方の電気代 | 関東の電気代 | 北陸の電気代 | 東海の電気代 | 近畿の電気代 | 中国の電気代 | 四国の電気代 | 九州の電気代 | 沖縄の電気代 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1~3月 | 53,168円 | 59,917円 | 70,732円 | 49,400円 | 69,269円 | 55,080円 | 47,540円 | 65,082円 | 57,964円 | 47,206円 | 33,537円 |
4~6月 | 34,061円 | 35,426円 | 40,031円 | 34,068円 | 43,501円 | 33,961円 | 31,014円 | 40,220円 | 36,386円 | 27,291円 | 29,201円 |
7~9月 | 29,655円 | 27,885円 | 33,746円 | 28,948円 | 40,111円 | 30,308円 | 26,106円 | 33,465円 | 33,241円 | 27,134円 | 38,140円 |
10~12月 | 30,296円 | 30,296円 | 33,482円 | 35,730円 | 30,099円 | 28,446円 | 35,730円 | 30,099円 | 28,446円 | 28,392円 | 30,669円 |
e-Stat:家計調査2023年<品目分類>1世帯当たり(四半期計)の支出金額,購入数量及び平均価格
電気代の簡単な節約術14選
電気代を節約するためには、日々の生活で工夫を取り入れることが重要です。
特に電気を多く使うエアコンや冷蔵庫、照明などを効率的に活用することで、大幅な節約が期待できます。
また、電力会社や契約プランの見直しも重要です。今より電気代の安いプランや電力会社に切り替えすれば、家電の使い方を変えなくても自然と電気代を下げることができます。
ここでは、誰でも簡単に実践できる14の節約術を紹介します。
無理なく快適な生活を維持しながら、家計の負担を軽くするためのヒントにしてください。
日々の節約意識を高め、年間の電気代を賢く抑えていきましょう。
- 節約術1:現在の契約プランを見直す
- 節約術2:電力会社を乗り換える
- 節約術3:契約アンペア数を見直す
- 節約術4:カーテンでエアコン効率を上げる
- 節約術5:エアコン・冷蔵庫の設定温度を見直す
- 節約術6:冷蔵庫内の冷気の吹き出し口付近にものを置かない
- 節約術7:白熱灯や蛍光灯の照明はLEDに取り換える
- 節約術8:洗濯機はまとめ洗いで使用回数を減らす
- 節約術9:部屋干しを併用して乾燥機の使用頻度を減らす
- 節約術10:テレビの画面の輝度を下げる・省エネモードにする
- 節約術11:エアコンのフィルターを定期的に掃除する
- 節約術12:温水洗浄便座の設定温度を見直す
- 節約術13:トイレを使わないときはフタを閉める
- 節約術14:待機電力を減らす
節約術1:現在の契約プランを見直す
現在の契約プランが家庭の電力使用状況に合っているかを確認することも、節約の大きなポイントです。
電力会社では、時間帯別プランや使用量に応じたプランなど、多様な料金プランを提供しています。
例えば、夜間に電気を多く使う家庭では、夜間料金が安くなるプランが適しています。
また、基本料金ゼロで使った分だけ支払うプランや、他のサービス(ガスや通信)とのセット割引があるプランも検討しましょう。
契約中のプラン内容を把握し、必要に応じてよりお得なプランに切り替えることで、電気の使い方を変えなくても節約できる可能性があります。
節約術2:電力会社を乗り換える
電力自由化に伴い、大手電力会社以外にも続々と新電力が参入しました。
契約する電力会社を自由に選べるようになり選択肢も増えたことで、より条件の良い会社へ乗り換えできる可能性が高まっています。
実際、経済産業省 資源エネルギー庁の調査によると、全販売電力量に占める新電力のシェアは、電力自由化がスタートした2016年4月から右肩上がりです。(主に家庭用である低圧分野のシェアは約23.9%)

引用:経済産業省 資源エネルギー庁「電力・ガス小売全面自由化の進捗状況について」新電力のシェアの推移
新電力への乗り換えが進む背景には、新電力が大手と比べて運営コストを抑えることで、低コストな料金プランの提供を実現していることにあります。
また、ポイントが貯まるプランやガス・インターネットとのセット割引プランを提供している新電力もあります。
電気代を節約するためにも、今より安く利用できる新電力への乗り換えを検討してみましょう。
節約術3:契約アンペア数を見直す
契約アンペア数は、基本料金に直接影響するため、見直すことで電気代の削減が可能です。
アンペア数が大きいほど基本料金が高くなるため、家庭で実際に必要なアンペア数を確認することが大切です。
目安として、最も多くの家電を同時に使用する時間帯を想定し、それに応じた適切なアンペア数を選びましょう。
多くの電力会社では、アンペア数の変更は手続きが簡単で費用もかからないことがほとんどです。
無駄に大きなアンペア数で契約している場合は、見直すだけで毎月の基本料金を抑えることができます。
節約術4:カーテンでエアコン効率を上げる
エアコンの効率を高めるには、カーテンの活用が効果的です。
夏場は窓から入る熱を防ぐ遮光カーテンや遮熱カーテンを使用することで、室内温度の上昇を抑えることができます。
また、冬場には厚手のカーテンを使用して外気の冷気を遮断し、暖房の効果を高めることが重要です。
外出時にもカーテンを閉めておくと、部屋の温度を保つ効果が期待できます。
このようにカーテンを上手に活用することで、エアコンの使用頻度や設定温度を抑え、電気代の節約につながります。
節約術5:エアコン・冷蔵庫の設定温度を見直す
エアコンや冷蔵庫の設定温度を適切に調整するだけで、電気代の節約が可能です。
環境省は暖房は20℃、冷房の温度を28℃にすることを推奨しています。
冷房の設定温度を1度上げると、約13%の節電効果を期待できます。
エアコンの性能によりますが、例えば冷房を26~7℃設定にしている場合、28℃にすることで1,000~2,000円程度安くできます。
小さな調整が大きな節約につながるため、設定温度を定期的に確認する習慣をつけましょう。
節約術6:冷蔵庫内の冷気の吹き出し口付近にものを置かない
冷蔵庫内の冷気の吹き出し口付近に物を置くと、冷気の循環が妨げられ、庫内温度が不均一になることがあります。
庫内温度を均一にするために冷蔵庫が余計な電力を消費してしまうため、吹き出し口付近には十分なスペースを確保しましょう。
また、冷蔵庫全体にも余裕を持たせた収納を心がけることで、冷気の流れがスムーズになり効率的な冷却が可能です。
こうした工夫により、冷蔵庫の消費電力を抑え、電気代の節約が期待できます。
節約術7:白熱灯や蛍光灯の照明はLEDに取り換える
白熱灯や蛍光灯の照明をLEDに取り換えることで、大幅な電気代削減が期待できます。
LEDは消費電力が少ないうえに寿命が長いため、長期的なコスト削減にもつながります。
さらに、省エネ効果が高く、白熱灯に比べて年間約2,800円の節約が可能です。
照明は家庭内で使用頻度が高い家電の一つなので、早めの交換を検討するとよいでしょう。
必要に応じて調光機能付きのLEDを選ぶと、さらに柔軟に節約できます。
節約術8:洗濯機はまとめ洗いで使用回数を減らす
洗濯機の使用回数を減らすために、できるだけ洗濯物をまとめて洗うことを意識しましょう。
1回の洗濯で済ませることで、電気代と水道代の削減に効果があります。
ただし、詰め込みすぎると汚れ落ちが悪くなるため、洗濯機内の8割を意識しましょう。
洗濯物が少ない時は節水モードを使う
洗濯物が少ない場合は、節水モードを活用することで水道代を抑えることができます。
多くの洗濯機には、少量の洗濯物に適した節水モードが搭載されています。
節水モードを使えば、水の消費量を効率的に抑えることが可能です。
また、洗濯物の量に応じて適切なコースを選ぶことも重要です。
ちょっとした工夫で節約が実現できるので、洗濯機の使い方を見直してみてください。
節約術9:部屋干しを併用して乾燥機の使用頻度を減らす
衣類乾燥機は、エアコンに次いで消費電力が大きいこともある家電ですので、使用頻度を減らせば大きな節電効果を期待できます。
乾燥機の使用頻度を減らすには、部屋干しを併用することが効果的です。
晴れた日は外干しを基本とし、雨の日や花粉が気になる季節には乾燥機を使うなど、使い分けましょう。
また、乾燥機を短時間で済ませるために、あらかじめ外干しで衣類を半分乾かしておくのもおすすめです。
部屋干しではサーキュレーターや扇風機を使い、空気の循環を良くすることで、乾燥時間を短縮できます。
こうした工夫により、乾燥機の使用時間が減り、電気代を節約することが可能です。
節約術10:テレビの画面の輝度を下げる・省エネモードにする
テレビの電気代を抑えるには、画面の輝度を下げたり省エネモードに設定するのが有効です。
画面が明るいほど消費電力が増えるため、明るさを控えめに調整するだけでも効果があります。
さらに、使用していないときには主電源を切ることを習慣にしましょう。
リモコンで電源を切るだけでは待機電力が発生するため、こまめに主電源をオフにするんがおすすめです。
例えばテレビを消す時間を1日1時間増やせば、年間約900円の節約になります。
節約術11:エアコンのフィルターを定期的に掃除する
エアコンのフィルターが汚れていると、空気の流れが悪くなり、消費電力が増えてしまいます。
フィルターは2週間に1回程度を目安に掃除を行い、目詰まりを防ぎましょう。
汚れたフィルターを清掃することで、年間で約1,000円の節約効果が期待できます。
また、室外機の周辺に物を置かないようにすることも、エアコンの効率を高めるポイントです。
エアコンを効果的に使うためには、定期的なメンテナンスを怠らないようにしましょう。
節約術12:温水洗浄便座の設定温度を見直す
温水洗浄便座の設定温度を見直すだけで、電気代を削減することができます。
便座や洗浄水の温度を「中」または「弱」に設定し、必要以上に高温にしないよう注意しましょう。
また、夏場は便座の加温機能をオフにすることで、さらに節約効果が期待できます。
夜間や長時間トイレを使わない時間帯には、タイマー機能を利用して節電するのもおすすめです。
こうした小さな工夫を積み重ねることで、月々の電気代に大きな違いが生まれます。
節約術13:トイレを使わないときはフタを閉める
トイレを使わないときにフタを閉めるだけでも、電気代の節約につながります。
フタを開けたままだと、便座の温度が外気で下がり、余分な電力を消費してしまうためです。
フタを閉めておくだけで、年間で約800円の節約が可能です。
さらに、トイレを使用しない時間帯には、便座の温度設定を見直すかオフにすることで、効果を最大化できます。
簡単な習慣の見直しで、大きな節約効果が得られる方法です。
節約術14:待機電力を減らす
家電の待機電力を減らすことで、家庭全体の電気代を抑えることができます。
特に長時間使用しない家電や、夜間に使わない電化製品の主電源をオフにする習慣をつけましょう。
家庭の電力消費の約7%が待機電力とされており、この部分を削減するだけでも大きな節約効果を期待できます。
電気代を節約したい方におすすめの電力会社
電気代を節約したい方におすすめの、電気料金の安い電力会社を紹介します。
中でも違約金のないプランを提供する電力会社を厳選していますので参考にしてください。
項目 | Looopでんき | 楽々でんき | エネワンでんき |
---|---|---|---|
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|
最低料金(基本料金) ※東京電力エリア |
0円 | ライトシンプルプラン:0円 新生活安心プラン:651.15円~(20A) | 902円25銭~(30A)※エネワンハッピーの場合 |
解約金(違約金) | 0円 | あり | あり |
契約手数料 | 0円 | あり | 0円 |
電気ガスセットプラン | あり | なし | あり |
ポイント還元 | なし | なし | Pontaポイント |
クレジットカード | 利用可能 | 利用可能 | 利用可能 |
一言特徴 | 市場連動型で安い | 全国対応で使いやすい | ファミリー向けでお得 |
- Looopでんき
- 楽々でんき
- エネワンでんき
Looopでんき

Looopでんきは、「独立系新電力(大手の子会社ではない)」で電力需要実績第1位※の供給実績を持つ新電力です。
※参考:経済産業省資源エネルギー庁「電力調査統計:電力需要実績」
家庭向け料金プラン「スマートタイムONE」は市場の価格に連動して時間帯ごとに電気料金が変動する「市場連動型」プランです。
電気料金が安い時間帯に合わせて電気を使うことで、電力使用量を変えなくてもコストを抑えることができます。
また、基本料金が0円なのも「スマートタイムONE」の特徴で、支払いは使った分だけのシンプルな料金体系となっています。
基本料金は電気を使わなくても必ず発生するため、特に電気使用量の少ない単身世帯の方などは、「スマートタイムONE」のような基本料金0円のプランがおすすめです。
Looopでんきでは専用スマホアプリで電力使用量や料金をチェックできるのも便利です。

電力単価の安い時間帯をお知らせする「でんき予報」を参考にすれば、計画的に家電を動かして効率的に電気を節約することができます、
またLooopでんきはいつ解約しても違約金がないため、気軽に新電力を試してみたい方から、単身者、ファミリーまで幅広くおすすめです。
Looopでんきの基本情報 | |
---|---|
最低料金(基本料金) | なし |
解約金(違約金) | なし |
契約手数料 | なし |
電気ガスセットプラン | あり |
ポイント還元 | なし |
クレジットカード | 利用可能 |
プラン一覧 | スマートタイムONE |
引用:Looopでんき公式YouTube「新しいスタンダード!?30分ごとに変わる電気の価格~知るほどナットク!スマートタイムONE~」
楽々でんき

楽々でんきがメインで提供している家庭向けプランは、基本料金と電力量料金が安い「新生活安心プラン」と、基本料金が0円の「ライトシンプルMプラン」です。
「新生活安心プラン」の基本料金は、大手電力会社の10%引きに設定されており、電力量料金も「ライトシンプルMプラン」と比べて安いのが特徴です。

また、多くの電力会社では電力使用量に応じて段階的に1kWhあたりの単価が高くなりますが、「新生活安心プラン」はどれだけ使っても高くならず一律です。
例えば、東京電力の電力量料金は最初の120kWhまで29.80円ですが、120kWhを超えて300kWhまでは36.40円、300kWhを超えると40.49円になります。(いずれも1kWhあたり)
その点、楽々でんきは1kWhあたり27円で一律です。
電力量料金が安いため、特に電気使用量が多い家庭でお得に使いやすいプランです。
一方、「ライトシンプルMプラン」は「新生活安心プラン」よりも電力量料金が高いですが、基本料金が0円です。

そもそもの電気使用量が少ない方は、電気代に占める基本料の割合が大きくなってしまうため、基本料金0円で使った分だけ支払う方がお得になることが多いです。
単身世帯の方や、共働きで家に人がいる時間が少ない場合等は、「ライトシンプルMプラン」がおすすめです。
さらに、楽々でんきではU-NEXT for 楽々でんきで2か月無料で使えたり、かけつけサービス無料等オプションサービスが充実しているのも特徴です。
楽々でんきの基本情報 | |
---|---|
最低料金(関東エリア) | 新生活安心プラン:561.15円(20A)~ ライトシンプルプラン:0円 |
解約金(違約金) | 新生活安心プラン:0円 ライトシンプルプラン:5,000円(不課税) |
契約手数料 | 3,850円 |
電気ガスセットプラン | あり |
ポイント還元 | なし |
クレジットカード | 利用可能 |
プラン一覧 | 市場連動型プラン |
エネワンでんき

エネワンでんきは、LPガス会社のサイサンが提供する電力サービスで、特に電気を多く使用するファミリー世帯におすすめの新電力です。
エネワンでんきは、電気を使った分だけ発生する「電力量料金」が新電力の中でも安いです。
そのため、電力使用量が多くなるほどエネワンでんきに乗り換えることでお得になりやすいです。
東京電力 | エネワンでんき | |
---|---|---|
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|
一か月当たりの 料金シミュレーション (一人暮らし) |
約5,474円/月 | 約5,676円/月 |
一か月当たりの 料金シミュレーション (二人暮らし) |
約10,444円/月 | 約9,922円/月 |
一か月当たりの 料金シミュレーション (三人暮らし~) |
約12,918円/月~ | 約12,563円/月~ |
東京電力と比較したシミュレーションでは、二人暮らし以上であればエネワンでんきへの乗り換えで節約につながる可能性が高いという結果になりました。
また、ガスやウォーターサーバーとのセット割引を利用することで、最大で385円の割引が受けられるのも魅力的です。
さらに、エネワンでんきの支払いで自動的にPontaポイントが貯まり、電気代を節約しながらポイントもためることができます。

1年以内の解約には3,300円の解約金がかかりますので、長期間の利用を考えているご家庭におすすめです。※供給エリア外への引っ越しなど、やむを得ない事情がある場合は発生しません。
エネワンでんきの基本情報 | |
---|---|
最低料金(基本料金) ※東京電力エリア |
902円25銭~(30A) ※エネワンハッピーの場合 |
解約金(違約金) | 3,300円(1年以内の解約) |
契約手数料 | 0円 |
電気ガスセットプラン | あり |
ポイント還元 | Pontaポイント |
クレジットカード | 利用可能 |
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引用:ガスワンチャンネル(YouTube)「エネワンでんき CM第1弾 泉ワン子社長登場篇」
電力会社乗り換え・料金見直しはくらしテクにお任せ!

くらしテクでは、面倒な電力会社の切り替え手続きを無料で代行しています。
今お使いの電力会社の解約から新たに利用する電力会社の申し込み、引っ越し日時に合わせた開通日の調整まで、くらしテクへの電話一本で完了します。
さらにコンシェルジュがあなたのライフスタイルに最適な電力会社やプランを提案するため、自分で各社の料金プランを比較しなくても、安い電力会社がわかります。
手軽に、そして効率的に電気代の見直しができるため、忙しい方にもおすすめです。
くらしテクは電気以外のライフライン手続きも代行!

くらしテクは、電気だけでなく各種ライフラインの手続きも代行します。
ガス・水道・インターネットの切り替えや解約手続きを無料で任せられるので、浮いた時間で自分にしかできない役所系の手続きができるなど、効率的に引っ越し手続きを進められます。
中には電気とガス・インターネットとのセットプランで安くなる電力会社もあります。
引っ越しの機会にライフラインをまとめて料金見直ししたい、ライフライン手続きを一括で終わらせたいという方はぜひ活用ください。
くらしテクは引っ越しをする方にもおすすめ!

くらしテクは各種ライフラインの手続きを代行できるため、引っ越しを控えている方にもおすすめです。
電気・ガス・水道・インターネット等、それぞれの窓口とやり取りしなくても、くらしテクへの電話一本で手続きを一括で完了できます。
さらに、くらしテクでは引っ越し業者の一括見積もりも行い、希望があれば最安の業者を手配します。
荷物の量や引っ越しエリアをヒアリングしたうえで、約60社の引っ越し業者の中から一括で見積もりを取りがとれるため、自分で相見積もりをとるよりも多くの業者を楽に、早く比較できます。
引っ越しの手間や時間を削減し、時間にも心にもゆとりを持って新生活をスタートさせてください!
電気代節約に関するよくある質問
電気代を抑えるための工夫にはさまざまな方法がありますが、生活スタイルや季節に合わせた工夫が鍵となります。
特に一人暮らしの方や季節ごとの電力消費が気になる方に向けて、具体的で簡単に実践できる節約方法を解説します。
また、知っていると役立つ裏ワザ的な節約アイデアも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
- 一人暮らしの簡単な電気代節約方法は?
- 冬・夏におすすめの電気代節約方法は?
- 電気代の簡単な節約術は?
一人暮らしの簡単な電気代節約方法は?
一人暮らしの方は、エアコンの使い方を見直すのがおすすめです。
例えば、冬は電気ひざかけや湯たんぽを活用することで、少ない電力で快適に過ごせます。
また、エアコンの設定温度を見直し、必要最低限の利用にするだけでも大幅な節電が期待できます。
二人暮らし以上の場合、相手の適温に合わせなくてはいけなかったり、相手に気を使って節電グッズの活用を強く勧められないことがあります。
そのため、自分だけをコントロールすればいい一人暮らしの場合には、家電の中でも特に消費電力が大きいエアコンの使い方を見直して節約するのがおすすめです、
冬・夏におすすめの電気代節約方法は?
冬は部屋全体を暖めるよりも、湯たんぽや電気ひざかけなど、体を直接温めるアイテムを活用するのがおすすめです。
また、カーテンを遮熱タイプに変更することで、室内の暖気を逃しにくくなり、暖房効率が向上します。
夏は遮熱カーテンやすだれを使って窓からの熱を防ぎ、エアコンの設定温度を28℃に保つことで電気代を抑えられます。
扇風機やサーキュレーターを併用して空気を循環させることで、設定温度を高めにしても快適さを維持できます。
また、冷感インナーを着用するなど、衣類で涼しさを工夫するのも効果的です。
電気代の簡単な節約術は?
電気代の簡単な節約術として、スイッチ付きの電源タップを活用する方法があります。
使わない時や寝る前に電源タップのスイッチをOFFにするだけで、コンセントを抜かなくても待機電力を節電できます。
さらに、冷蔵庫内の冷気の吹き出し口付近を空けて冷気の循環を良くするだけでも、冷蔵庫の電気代の節約につながります。
また、照明をすべてLEDに変更することで、長期的に大幅な節電効果が得られます。
電気代節約のために簡単な節約方法から実践しよう
電気代を抑えるためには、日常生活に簡単な工夫を取り入れることが重要です。
まずは、エアコンや冷蔵庫の設定温度の見直しや、待機電力削減など基本的な節約術から始めてみましょう。
さらに、便利な節約グッズを活用すれば、無理なく効率的に節電ができます。
生活の中で少しずつ意識を変えるだけで、電気代の負担は軽減されます。
ぜひ、自分に合った節約方法を見つけて実践してみてください。