熊本県のおすすめ電力会社比較ランキング！安い電気料金プランや世帯別の料金比較も解説

「熊本県でもっと電気料金を抑えたい」「いまより安い電力会社を見つけたい」と考えている方には、新電力への切り替えがおすすめです。

新電力とは、2016年の電力自由化をきっかけに、大手電力会社以外から新たに参入した電気の小売事業者を指します。

新電力は大手電力会社（九州電力等）よりも料金プランを安くしてしている会社が多く、大手にはない独自のポイント還元や新規契約キャンペーン等独自の特典を設けていることもあります。

しかし電力自由化以降、新電力は次々参入し、2024年9月時点では734社もの新電力が登録されています。

引用：資源エネルギー庁｜電力・ガス小売全面自由化の進捗状況について2024年10月29日「小売電気事業者の登録数」

大量の新電力会社の中から一つずつ比べて自分に合う1社を探すのは大変です。

この記事では、熊本県で利用できる各新電力の料金プランや、世帯別の料金比較を行い、おすすめランキングとして紹介します。

「どの電力会社やプランが自分に合っているのかわからない」「希望条件に合う電気料金プランを探してほしい」という方には、くらしテクがおすすめです。

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熊本県でおすすめの安い電力会社ランキング

熊本県で電気代が安いおすすめの電力会社を、ランキング形式で紹介します。

各電力会社の強みや、料金プランの特徴についてもわかりやすく解説しています。

「安い電力会社に乗り換えたい」「新電力を試してみたい」という方は是非参考にしてみてください。

1位 U-POWER│301kWhから電気が安くなる

U-POWER（ユーパワー）は、環境に優しい再生可能エネルギーを活用しつつ、電気料金を抑えたい家庭に選ばれている新電力会社です。

再生可能エネルギー比率を10%、50%、100%から選べる再エネプランで、環境配慮とコストメリットに合わせた選択ができます。

U-POWERは、電力量料金が3段階で変動する仕組みを採用していますが、301kWh以上の第3段階に入ると単価が下がるのが大きな特徴です。

そのため、電気使用量が多い大家族や在宅時間が長い家庭ほどコストメリットが大きく、月間使用量が多い場合には、大手電力会社より電気代を安く抑えやすいです。

一人暮らしから三人以上の世帯まで、九州電力と比較したシミュレーションでは、いずれのケースでもU-POWERの方が安い結果となりました。

また、解約金が不要でいつでも自由に乗り換えできる点も安心です。

全国で利用可能なため、引っ越しや転勤が多い方でも継続利用できます。

電気料金を抑えながらも環境負荷を減らしたいと考える方におすすめの新電力です。

U-POWER（ユーパワー）の評判・口コミ！電気代が高い？大手の料金プランと比較して解説！

2位 楽々でんき│U-NEXTが2か月無料・毎月1,200円分のポイントつき

楽々でんきは、九州電力をはじめとする大手電力会社と比べて基本料金が10％安く設定されている点が魅力の新電力です。

たとえば20A契約の場合、九州電力が月額632.48円なのに対し、楽々でんきでは569.232円と約63円割安です。

その差額を1年間積み重ねると約756円の節約になり、電気使用量に関わらず固定費を抑えられます。

また、楽々でんきは電力量の単価が割安で設定されており、電気の使用量が多い家庭ほど節約効果が期待できるのが特徴です。

多くの電力会社で採用される三段階制プランとは異なり、電力量単価は一定で、使用量が増加しても料金が急騰することはありません。

一人暮らしから三人以上の世帯まで、九州電力と比較したシミュレーションでは、いずれのケースでも楽々でんきの方が安い結果となりました。

加えて、生活に欠かせない水回りや照明などのトラブルに無料対応する「かけつけサービス」が備わっているのも利点です。

さらに、U-NEXTを2か月間無料で利用でき、毎月1,200円分のポイントも付与されるため、電気代以外の特典面でも高い満足度を得られる電力会社です。

楽々でんきの評判・口コミ！電気代が高い？大手の料金プランと比較して解説！

3位 Looopでんき│日中と深夜に電気料金単価が下がる

Looopでんきは、経済産業省が公表している「電力需要実績」において、独立系（大手の子会社でない）新電力各社の中で第1位の実績を取得している実績を持ちます※。

新電力は電力2016年以降に参入した歴史の新しい電力会社ですが、Looopでんきはその中でも、実績を持った電力会社であるとといえます。

※経済産業省資源エネルギー庁「電力調査統計：電力需要実績」

特徴的なのは、電力市場の価格に合わせて30分ごとに電気料金単価が変動する「スマートタイムONE」という市場連動型料金プランです。

従来の三段階制料金プランでは、電気の使用量が増えるにつれて単価も上昇し、結果的に電気を使うほど割高になりがちです。

しかし、Looopでんきなら太陽光発電が活発な昼間や電力需要の少ない深夜に安い単価が適用されるため、使用量が多くても電気代を抑えやすい仕組みになっています。

さらに、専用アプリを利用することで、リアルタイムの電気単価や電気料金の予測を簡単に確認でき、節約のタイミングを逃さず把握できます。

加えて、一人暮らしから三人以上の世帯まで、九州電力と比較したシミュレーションでは、いずれのケースでもLooopでんきの方が安い結果となりました。

解約金や契約期間の縛りは一切なく、初めて新電力を検討している方でも安心して利用開始できます。

Looopでんきの評判・口コミ！やばい・高いって本当？メリット・デメリットを徹底解説

引用：Looopでんき公式YouTube「新しいスタンダード！？30分ごとに変わる電気の価格～知るほどナットク！スマートタイムONE～」

4位 Japan電力│基本料金0円！固定費無し

Japan電力は基本料金を一切設定しておらず、使った分だけ支払う従量課金型のシンプルなプランを提供しています。

固定費が不要なため、電気使用量にかかわらず節約効果が期待できます。

九州電力と比較した料金シミュレーションでは、一人暮らしから三人以上の世帯まで、すべてのケースでJapan電力の方が安いという結果が出ました。

「くらしプランS」は、月間400kWhまでの電力を26.00円/kWh（税込）で利用でき、401kWh以降は25.00円/kWh（税込）で利用できます。

401kWh以上利用する電気使用量が多い家庭では特に割安になりやすいです。

また、沖縄と一部の離島を除き全国で利用可能なため、引っ越しや転勤が多い方でも安心して契約しやすい電力会社です。

5位 オクトパスエナジー│英国で契約数No.1の電力会社

オクトパスエナジーは、再生可能エネルギー100％を使用した電力を提供する、環境に優しい新電力会社です。

本社はイギリスにあり、英国での契約数No.1の電力会社です。

世界9か国でも事業を展開しているため、信頼性の高い電力会社として注目されています。

九州電力との料金シミュレーションでは、一人暮らしから三人暮らしまでオクトパスエナジーの方が電気代を抑えられる結果が出ています。

契約期間の縛りがなく、解約金・違約金も一切かからないため、気軽に試せるのも魅力の一つです。

6位 ストエネ│基本料金0円のFプラン・電力量料金が安いPプラン

ストエネの主力プランは、電気使用量に応じて選べる3種類です。

電気を多く使う家庭向けの「Pプラン」、電気使用量が少ない方向けの「Fプラン」、そしてオール電化住宅に特化した「オール電化プラン」が用意されています。

特に、基本料金が0円の「Fプラン」は、単身世帯や共働きで在宅時間が短く、電気の使用量が少ない家庭に適したプランです。

例として九州電力とストエネを比較した表が以下の通りです。

120kWh～の電気料金単価はストエネの方が安く設定されています。

Pプランは基本料金が発生しますが、電力量料金が割安に設定されているため、電力消費が多い家庭ほどコストを抑えやすいプランです。

九州電力との料金シミュレーションでは、三人暮らしの場合でストエネの方が電気代を抑えられる結果が出ています。

さらに、ストエネでは月額550円で利用できるオプションとして、「モバイル修理サポート」と「家電修理サポート」の2種類が用意されています。

モバイル修理サポートは、スマートフォンやタブレットが故障した際に修理費用の一部を補償してくれるサービスです。

一方の家電修理サポートでは、冷蔵庫や洗濯機といった主要家電が故障した際に、専門業者による修理対応を受けることができます。

高額になりやすい修理費用をカバーできるため、万が一のトラブル時でも出費を抑えられる点が大きなメリットです。

7位 エネワンでんき│200円ごとに1Pontaポイント貯まる

株式会社サイサンが提供する「エネワンでんき」は、1945年創業の老舗エネルギー企業「Gas Oneグループ」と大手電力会社「中部電力ミライズ」によって設立された新電力サービスです。

知名度の低い電力会社に不安を感じる方でも安心して利用しやすいのが特徴です。

メインのプランは電気の使用量や世帯人数に合わせて3つから選ぶことができ、「エネワンハッピー」「エネワンバリュー」「エネワンダフル」という構成になっています。

単身者からファミリー世帯まで、幅広いライフスタイルに合わせたプラン選択が可能です。

一人暮らしから3人暮らしを想定した九州電力との料金シミュレーションでは、いずれも僅差で九州電力の方が安い結果となりました。

しかし、エネワンでんきでは、同じサイサングループのガスサービス「Gas One（ガスワン）」やウォーターサーバーサービス「Water One（ウォーターワン）」を組み合わせて契約することで、セット割引が適用されます。

さらにエネワンでんきでは、電気料金の支払い200円（税込）につき1ポイントのPontaポイントが付与されます。

ポイント還元の対象はエネワンでんきだけでなく、「Gas One（ガスワン）」や「Water One（ウォーターワン）」も含まれます。

ライフラインをサイサンのサービスにまとめることでさらにポイントが貯まりやすくなり、節約効果を高められるのが魅力です。

また、複数のライフライン契約を一本化することで請求をまとめられるため、光熱費の管理がぐっと楽になる点もメリットです。

セット割やポイントを活用することで、九州電力よりもお得に利用できる可能性があります。

エネワンでんきの評判・口コミ！メリット・デメリットや大手との料金比較も解説

引用：ガスワンチャンネル（YouTube）「黒田有彩さん エネワンでんきCM」

熊本県の一人暮らしにおすすめの安い電力会社・料金プラン

一人暮らしの月間の平均電力使用量を約200kWhと仮定して、熊本県の一人暮らしにおすすめの安い電力会社・料金プランをランキングにしました。

また、大手電力会社である九州電力と比較して、年間でどれだけ節約できるかもまとめています。

1位 U-POWER│九州電力より約846円/月安い

U-POWERの「GREENホーム10」を利用した場合、一人暮らしの電気代は月約4,696円です。

九州電力と比較すると、年間で約10,152円の節約が見込めるため、熊本県で一人暮らしをする方におすすめできます。

U-POWERの「GREENホーム10」は、実質再エネ10%のプランです。

実質再エネ50%の「GREENホーム50」、実質再エネ100%の「GREENホーム100」プランもあり、環境貢献度とコストのバランスを自分で選択できます。

2位 楽々でんき│九州電力より約764円/月安い

楽々でんきの「新生活安心プラン」は、大手電力会社に比べて基本料金が10％安く設定されているのが特徴です。

さらに、九州電力（従量電灯B）の電力量料金は使用量に応じて18.37円/kWh～26.97円/kWhを変動するのに対し、楽々でんきは一律23.89円/kWhなのも特徴です。

120kWhまでは九州電力の方が安いものの、120kWh～は楽々でんきの方が安いです。

一人暮らしでも200kWh程度電気を使用するケースが多いため、一人暮らしでも安く利用しやすく、在宅ワークの場合や電力消費の大きい家電（乾燥機など）をよく使う場合にはさらにお得になりやすいです。

一人暮らしで月200kWh使用する場合、楽々でんきの電気代は約4,778円となり、九州電力と比較すると月約764円の節約になります。

年間では約9,168円の削減が可能となり、熊本県で一人暮らしをする方に特におすすめの電力会社です。

3位 Looopでんき│九州電力より約681円/月安い

Looopでんきの一人暮らしの電気代（200kWhの場合）は月額約4,861円で、九州電力と比較した月間節約額は約681円です。

年間では約8,172円の節約になり、熊本県の一人暮らしにおすすめの電力会社です。

Looopでんきの市場連動型プラン「スマートタイムONE」は、太陽光発電が活発な日中や、電力需要が少ない深夜帯の電気料金単価が安くなりやすいのが特徴です。

家電を利用する時間帯の工夫などによっては、さらに節約効果を高めることも可能です。

熊本県の二人暮らしにおすすめの安い電力会社・料金プラン

二人暮らしの月間の平均電力使用量を約350kWhと仮定して、熊本県の二人暮らしにおすすめの安い電力会社・料金プランをランキングにしました。

また、大手電力会社である九州電力と比較して、年間でどれだけ節約できるかもまとめています。

1位 U-POWER│九州電力より約2,028円/月安い

U-POWERの「GREENホーム10」を利用した場合、二人暮らしの電気代は月約8,087円で、九州電力と比較すると、月額約2,028円の節約になります。

年間で約24,336円の節約が見込めるため、熊本県で二人暮らしをする方におすすめできます。

U-POWERの「GREENホーム10」は、実質再エネ10%のプランであり、実質再エネ50%の「GREENホーム50」、実質再エネ100%の「GREENホーム100」プランもあります。

実質再エネ50%と100％は追加料金が発生しますが、環境への貢献度とコストのバランスを考えてプランを選びましょう。

2位 楽々でんき│九州電力より約1,754円/月安い

楽々でんきの「新生活安心プラン」は、大手電力会社より基本料金が低く設定されているのが大きな特徴です。

さらに、九州電力（従量電灯B）の電力量料金が18.37円/kWh～26.97/kWhと使用量に応じて変動するのに対し、楽々でんきは一律23.89円/kWhで利用できます。

そのため、基本料金・電力量料金の両方で楽々でんきの方が割安であることがわかります。

例えば、二人暮らしで月350kWh使用した場合の電気代は約8,361円となり、九州電力と比べて約1,754円の節約に。

年間では約21,048円の削減が可能で、熊本県で二人暮らしをする家庭に特におすすめの電力会社です。

3位 Looopでんき│九州電力より約1,546円/月安い

Looopでんきで二人暮らし（350kWh使用）の場合、月額電気代は約8,569円となり、九州電力と比べて月約1,546円の節約が可能です。

年間では約18,552円の削減につながるため、熊本県で二人暮らしをする家庭に特におすすめの電力会社です。

また、Looopでんきの市場連動型プラン「スマートタイムONE」は、日中や深夜帯に電気料金の単価が安くなりやすいのが特徴です。

そのため、二人暮らしでどちらかが在宅ワークをしている家庭や、共働きで夜間に電気使用が集中する家庭にとって、特にメリットが大きいプランです。

熊本県の三人暮らしにおすすめの安い電力会社・料金プラン

三人暮らしの月間の平均電力使用量を約450kWhと仮定して、熊本県の三人暮らしにおすすめの安い電力会社・料金プランをランキングにしました。

また、大手電力会社である九州電力と比較して、年間でどれだけ節約できるかもまとめています。

1位 Looopでんき│九州電力より約3,051円/月安い

Looopでんきの三人暮らしの電気代（450kWhの場合）は月額約10,313円で、九州電力と比較した月間節約額は約3,051円です。

年間では約36,612円の節約になり、熊本県の三人暮らしにおすすめの電力会社です。

Looopでんきの市場連動型プラン「スマートタイムONE」は、日中や深夜帯の電気料金単価が安くなりやすいです。

三人暮らしのうち一人でも在宅ワークしている家庭や、専業主婦で日中の電気を活用しやすい家庭ではさらに節約効果を期待できます。

2位 U-POWER│九州電力より約2,955円/月安い

U-POWERの「GREENホーム10」を利用した場合、三人暮らしで月450kWhを利用した場合、電気代は約10,409円となり、九州電力と比べて月約2,955円の節約になります。

年間に換算すると約35,460円の削減となり、熊本県で三人暮らしをする世帯に非常におすすめできる新電力です。

またU-POWERは電気使用量が300kWhを超えると電気料金単価が安くなります。

一般的な三段階制プランは電気使用量が増えるほど単価が上がっていくため、U-POWERは電気使用量が多くなる三人暮らしの家庭に向いています。

3位 楽々でんき│九州電力より約2,614円/月安い

楽々でんきの「新生活安心プラン」は、大手電力会社よりも基本料金が安く設定されています。

また、九州電力（従量電灯B）の電力量料金は120kWhまでは18.37円/kWh、120〜300kWhでは23.97円/kWh、300kWhを超えると26.97円/kWhと電気使用量に応じて高くなります。

一方、楽々でんきは電気使用量にかかわらず、電力量料金は一律23.89円/kWhです。

電気をどれだけ使っても電力量料金が高くならない楽々でんきは、電気使用量の多い三人暮らしの世帯に向いています。

楽々でんきの三人暮らしの電気代（450kWhの場合）は月額約10,750円で、九州電力と比較した月間節約額は約2,614円です。

年間では約31,368円の節約になり、熊本県の三人暮らしにおすすめの電力会社です。

熊本県の光熱費

熊本県の平均的な光熱費は約14,489円/月で、全国平均と比べるとやや低めの水準です。

電気代が約7,185円/月、ガス代は約4,047円/月、水道代は約3,257円/月です。

特に負担が大きい電気代を対策することが光熱費削減の近道といえます。

熊本県の電気・ガス・水道代の目安

熊本県の一人暮らし世帯での光熱費目安は以下の通りです。

光熱費のうち電気代の割合が大きいため、節電や電力会社の見直しをすることで家計負担を減らしやすくなります。

電気代節約術14選！電気代を安くする簡単な節約方法を紹介

熊本県の再生可能エネルギーの取り組み

熊本県は、2019年12月に「2050年CO₂排出実質ゼロ」を宣言し、再生可能エネルギーの導入と温室効果ガスの削減を県全体で推進しています。

2030年度には、2013年度比で温室効果ガスを50%削減する独自目標を掲げており、全国目標（36～38%削減）を上回る水準です。

県内では、「省エネの推進」「エネルギーシフト」「電気のCO₂ゼロ化」「CO₂吸収・固定」の4つを重点戦略としています。

再生可能エネルギーの導入については、2030年度に再生可能エネルギーの電源構成を50%とする目標を掲げ、「第2次熊本県総合エネルギー計画」で具体的に示しています。

家庭部門では「ゼロカーボン行動ブック」を用いた普及啓発や、断熱リフォームの推進などを行い、2022年度には家庭からの排出量を2013年度比で38.9%削減しました。

産業・業務部門では、事業者の温暖化対策計画書制度を活用し、企業の省エネ・再エネ導入を支援しています。

中小企業向けには「くまもとゼロカーボン資金」を提供し、省エネ設備や再エネ設備の導入資金を支援しています。

これにより、産業部門は21.9%、業務部門は38.7%の排出削減を達成しました。

熊本県の地域電力会社について

熊本県の地域を代表する電力会社には、九州エリアの大手電力会社である「九州電力」や、地域密着型の新電力「熊本でんき」が挙げられます。

料金プランについてもまとめていますので、紹介した新電力との比較や現在お使いの電力会社との比較してみてください。

九州電力

九州電力（九電）は、福岡市に本社を置く1951年創立の大手電力会社で、九州全域（7県）と一部広島県に電力を供給しています。

特に、水力は143カ所、地熱6カ所を含む発電能力は合計1.79 GW規模に及び、国内最大級の揚水式蓄電ダムも運用中です。

九州電力グループは「カーボンニュートラルビジョン2050」を掲げ、2030年までにサプライチェーン全体でGHG排出量を60～65％削減、再エネ導入量を500万kWに増強する目標を設定しています。

一般的な家庭向けプランとして「従量電灯B」プランを提供しています。

多くの新電力では基本料金0円のプランを提供していますが、九州電力「従量電灯B」では316.24円（10A）～1,897.44（60A）の基本料金が発生します。

10Aではあまり家電を使えないため、一人暮らしでも20A程度を契約しておくのがおすすめです。

熊本でんき

熊本でんきは地域密着型の新電力で、「電気の品質を維持しつつ低価格を実現」することを提供価値としています。

2014年に設立され、熊本県内に拠点を構え、東京・福岡・大分にもオフィスを展開する再生可能エネルギー推進企業です。

自社開発のシステムにより、地域最安値圏の料金を維持しつつ、2030年までに電力を100％再生可能エネルギーで供給する目標を掲げています。

収益の一部は自治体支援や地域活性化に活用し、地産地消やCO₂排出削減にも取り組んでいます。

家庭用のプランとしては「レギュラープラン」が提供されています。

また、レギュラープランを契約するとメーカーを問わず電子機器の修理を無償で受けることができます。

熊本県のおすすめ電力会社に関するよくある質問

熊本県で電力会社を選ぶ際には、料金だけでなく電力会社の信頼性なども確認することが大切です。

特に、新電力会社の安全性や電気の品質は、多くの方が不安を感じやすいポイントです。

以下では、熊本県のおすすめ電力会社に関するよくある質問とその回答を紹介します。

新電力会社は安全？

新電力会社は電気事業法の規定に基づいて運営されているため、安全面に問題はありません。

熊本県で新電力を契約した場合でも、送配電網を維持しているのは九州電力であり、大手と同様に安定した電力が供給されます。

また、新電力としてサービス提供できるのは、経済産業省による審査を通過し、法的な安全基準をクリアした事業者に限定されています。

停電や設備保守についても、従来通り九州電力が対応する仕組みのため、安心して利用できます。

新電力と大手電力会社で電気の品質は変わる？

新電力へ切り替えても、家庭に届く電気の品質は従来と全く同じです。

九州エリアでは電圧100V・周波数50Hzで統一されており、どの電力会社を選んでもこの基準で供給されます。

送電・配電の設備は九州電力が一括して管理しているため、電気の品質や安定性は変わらず、違いが出るのは料金や契約条件のみです。

新電力が倒産したらどうなる？

新電力会社が万が一倒産しても、急に電気が使えなくなることはありません。

電気事業法で定められた保護制度により、一定期間は九州電力が「最終保障供給」を行うため、電気が途絶えることはない仕組みになっています。

さらに、事業を終了する際には必ず事前に通知が届くため、新しい電力会社へ切り替えるまでの猶予も確保されています。

電力会社を検討する際には料金の安さだけでなく、企業としての信頼性や安定した基盤を確認しておくと安心です。

倒産リスクが不安な場合は、大手グループ傘下の新電力や、確かな供給実績のある新電力を選ぶのがおすすめです。

熊本県のおすすめ電力会社はU-POWER

熊本県で新電力を利用するなら、最もおすすめの電力会社はU-POWER（ユーパワー）です。

U-POWER（ユーパワー）は提供エリアによって料金設定が異なりますが、九州エリアは特に安い料金が適用されています。

料金シミュレーションの結果では、一人暮らしから三人暮らしまで九州電力より安くなる結果となりました。

U-POWERは、再生可能エネルギーの利用割合を10％・50％・100％から選べる点が特徴で、価値観や環境意識に合わせた選択が可能です。

また、301kWh～の電気料金単価が下がるため、電気使用量が多い家庭では特にお得になりやすいです。

その他にも、基本料金がかからないJapan電力、昼夜の単価が安いLooopでんき、電気代の支払いでPontaポイントを貯められるエネワンでんきなど、各社に特徴があります。

自分の生活スタイルや使用状況に合わせて、最適な電力会社を選んでみましょう。