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U-POWER(ユーパワー)の料金は高い?大手電力会社と料金を徹底比較して解説

U-POWER(ユーパワー)の料金は高い?大手電力会社と料金を徹底比較して解説

U-POWER(ユーパワー)は電力自由化に伴い参入した新電力の一つで、環境に配慮した電気を低コストで利用できるのが特徴です。

経済産業省 資源エネルギー庁の調査によると、2020年以降電気料金単価は大幅な上昇傾向にあり、家庭向け電力の平均単価は約2年間で約30%増加しています。

電気料金平均単価の推移(2010年度以降)経済産業省資源エネルギー庁

引用:経済産業省 資源エネルギー庁「電力・ガス小売全面自由化の進捗状況について」電気料金平均単価の推移

電気代を抑えるためによりお得な新電力への乗り換えを検討している方も増えており、U-POWER(ユーパワー)も新電力サービスの一つとして注目されています。

この記事では、U-POWER(ユーパワー)の料金プランを大手電力会社と徹底比較し、料金プランの特徴やどんな方がお得に利用しやすいかを解説します。

また、U-POWER(ユーパワー)への乗り換えや、U-POWERからの乗り換えを検討している方は、電気の手続きを無料代行しているくらしテクを活用ください。

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また、Looopでんきや楽々でんきも、U-POWER(ユーパワー)と同じく電力自由化に伴い参入した新電力です。

大手電力会社よりもシステムコスト、業務コスト、営業コストを抑えることで電気料金に還元し、大手より安い料金プランを提供できるのが新電力のメリットです。

U-POWER(ユーパワー)以外の新電力も比較検討したいという方は、以下も参考にしてみてください。

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U-POWER(ユーパワー)の基本情報

U-POWER(ユーパワー)は、株式会社U-NEXT HOLDINGSのグループ企業として設立された新電力会社です。

再生可能エネルギーの普及を掲げ、2022年から本格的に小売電力事業に参入しました。

環境への配慮を重視しつつ、電気料金の負担を抑えたい家庭や事業者に向けたサービスを展開しています。

また、非化石証書を活用したプラン設計により、脱炭素社会の実現にも寄与しています。

U-POWERの基本情報
供給エリア 北海道電力エリア東北電力エリア東京電力エリア中部電力エリア北陸電力エリア関西電力エリア中国電力エリア四国電力エリア九州電力エリア
電気ガスセット割 なし
オール電化住宅向けプラン なし
調整費用の種類 市場調整額 ※日本卸電力取引所の市場価格と連動
契約手数料 なし
解約金 あり
クレジットカード 利用可能
ポイント還元 なし
運営する電力会社 株式会社U-POWER※遷移先は親会社「株式会社U-NEXT HOLDINGS」
所在地 東京都品川区上大崎三丁目1番1号 目黒セントラルスクエア
小売電気事業者登録番号 A0213

U-POWER(ユーパワー)の供給エリアは沖縄を除く全国

U-POWER(ユーパワー)は、沖縄エリアを除く全国を対象に電力供給を行っています。

2022年から本格的に小売電力事業に参入した新電力でありながら、北海道から九州まで広範囲に電力提供しているのはメリットの一つです。

引っ越しや転勤が多い方でも、電力会社を乗り換えずに長く利用することができます。

エリアごとに料金設定や調整費用が異なるため、居住エリアのプランの詳細を把握しておきましょう。

3種類の家庭向けプラン「GREENホーム」を提供

U-POWER(ユーパワー)では、一般家庭向けに「GREENホーム」という3種類のプランを提供しています。

非化石証書を活用することで実質的に再生可能エネルギー10%、50%、100%の電気を利用できます。

再生可能エネルギーの比率はプランで分かれています。

「GREENホーム10」は、電気料金を抑えた基本的のプランで、少しでも再生可能エネルギーを取り入れたい方向けです。

「GREENホーム50」は、再生可能エネルギーの比率をさらに高め、環境配慮を意識する家庭に最適です。

「GREENホーム100」は、再生可能エネルギー実質100%を実現するプランで、環境問題に強い関心を持つ方におすすめです。

U-POWER(ユーパワー)と大手電力会社の料金プラン比較

U-POWER(ユーパワー)は提供エリアによって電気料金単価が異なります。

以下では、大手電力会社とU-POWER(ユーパワー)の料金プランを比較しました。

お住いのエリアの大手電力会社と比較したデータを参考にしてみてください。

U-POWER(ユーパワー)と東京電力の料金プラン比較

東京電力エナジーパートナー

また、東京電力「スタンダードS」と比較しても、全体としてU-POWER(ユーパワー)の料金設定が割安であることがわかります。

U-POWER「GREENホーム10」と東京電力「スタンダードS」料金比較
区分 電力量 U-POWER「GREENホーム10」 東京電力EP「スタンダードS」
基本料金(単位:1契約) 10A 296円16銭 311円75銭
15A 444円24銭 467円63銭
20A 592円32銭 623円50銭
30A 888円48銭 935円25銭
40A 1184円64銭 1247円00銭
50A 1480円80銭 1558円75銭
60A 1776円96銭 1870円50銭
電力量料金(単位:1kWh) 〜120kWh 29円80銭 29円80銭
121kWh〜300kWh 36円40銭 36円40銭
301kWh〜 30円36銭 40円49銭

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U-POWER(ユーパワー)と北海道電力の料金プラン比較

ほくでん

基本料金はU-POWER(ユーパワー)の方が若干高いものの、280kWhまでの電力量料金単価は同じです。

ただ、280kWh以降の電力量料金単価はU-POWER(ユーパワー)が34円02銭、北海道電力が45円36銭と、U-POWER(ユーパワー)の方がかなり安いです。

ひと月あたり280kWhも使わない家庭は北海道電力、280kWh以上使う家庭ならU-POWER(ユーパワー)の利用がおすすめです。

U-POWER「GREENホーム10」と北海道電力「エネとくポイントプラン」料金比較
区分 単位 U-POWER「GREENホーム10」 北海道電力「エネとくポイントプラン」
基本料金 契約電流10アンペア 382円47銭 292円60銭
契約電流15アンペア 573円71銭 493円90銭
契約電流20アンペア 764円94銭 695円20銭
契約電流30アンペア 1,147円41銭 1,097円80銭
契約電流40アンペア 1,529円88銭 1,500円40銭
契約電流50アンペア 1,912円35銭 1,903円00銭
契約電流60アンペア 2,294円82銭 2,305円60銭
契約容量1キロボルトアンペアにつき 382円47銭
契約電力1キロワットにつき(実量契約) 382円47銭
電力量料金 120kWhまでの1kWhにつき 35円35銭 35円35銭
120kWhを超え、280kWhまでの1kWhにつき 41円64銭 41円64銭
280kWhを超える1kWhにつき 34円02銭 45円36銭

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U-POWER(ユーパワー)の料金プランを解説

U-POWERの電気料金は、電源調達調整費(市場調整額)だけでなく、基本料金や電力量料金、非化石証書費再生可能エネルギー発電促進賦課金などによって構成されています。

以下では、U-POWERの電気料金を構成するそれぞれの費用の特徴や計算方法について詳しく解説します。

U-POWER(ユーパワー)の電気料金の算定方法

U-POWER(ユーパワー)「GREENホームプラン」の電気料金の算定方法は以下の通りです。

【U-POWERの料金体系(GREENホームプラン)】

電気料金=基本料金+電力量料金±市場調整額+非化石証書費+その他調整費+再生可能エネルギー発電促進賦課金

U-POWER(ユーパワー)では、家庭向けの料金プランとして3種類の「GREENホーム」プランが提供されています。

ただ、非化石証書費が異なるだけで、基本料金と電力量料金はどのプランも同じです。

プラン名 費用
GREENホーム10 1kWhにつき+0.00円(追加料金なし)
GREENホーム50 1kWhにつき+0.58円
GREENホーム100 550円(月額)

非化石証書費とは

非化石証書費は、再生可能エネルギーの普及を支援するために設定される費用です。

U-POWER(ユーパワー)の非化石証書費
プラン 区分 単価(税込)
GREEN10 使用電力量1kWhにつき 0.00円
GREEN50 使用電力量1kWhにつき 0.58円
GREEN100 1契約につき 550円

U-POWER(ユーパワー)では、「GREEN10」プランでは追加費用なし、「GREEN50」プランでは1kWhあたり0.58円、「GREEN100」プランでは月額550円(税込)が課されます。

非化石証書費は契約プランによって異なり、再エネ比率が高いプランほど費用が高くなります。

環境に配慮した選択をしたい方には、この非化石証書費がどの程度かかるのかを事前に確認しておきましょう。

その他調整額とは

その他調整額は、U-POWER(ユーパワー)では「容量拠出金に相当する額」としています。

U-POWE(ユーパワー)Rの「その他調整額」は以下の通りです。

U-POWER(ユーパワー)のその他調整額
管轄エリア 単価(税込)
北海道 3.9 円
東北 1.0 円
東京 1.0 円
中部 1.0 円
北陸 1.0 円
関西 4.1 円
中国 1.0 円
四国 1.0 円
九州 0.8 円

再生可能エネルギー発電促進賦課金とは

再生可能エネルギー発電促進賦課金は、再生可能エネルギーの導入を促進するための費用をすべての契約者が負担する制度です。

【賦課金額 = 電力使用量(kWh)× 賦課金単価(円/kWh)】で求められます。

2024年度の賦課金単価は3.49円/kWhです。

例えば、電力使用量が400kWh/月の場合、

賦課金額 = 400(kWh)× 3.49(円/kWh)= 1,396円

月額1,396円、年額16,752円となります。

集められた賦課金は、再生可能エネルギーを利用する発電事業者への支払いに充てられます。

U-POWER(ユーパワー)の料金に関するメリット

U-POWER(ユーパワー)は、環境配慮型の電力をリーズナブルな価格で利用できる点が魅力です。

非化石証書を活用し、実質的な再生可能エネルギー比率を10%、50%、100%から選べる「GREENホーム」プランを提供しています。

また、電力使用量が多い家庭では電気料金単価が割安になるため、地球環境への配慮と電力コスト削減を両立することができます。

環境に配慮した電気を低コストから利用できる

U-POWERの「GREENホーム」プランでは、非化石証書を活用して環境に優しい電気を低コストで利用できます。

たとえば「GREENホーム10」では、非化石証書費用が0円であるため、環境配慮型の電力をリーズナブルに使うことができます。

環境に優しい電力を選びながら、料金面での負担を軽減したいと考える家庭におすすめです。

再生可能エネルギーの比率を選べる点も特徴で、環境意識の高さや家庭の電力使用状況に応じて柔軟にプランを選択できます。

300kWh以降の電力量料金単価が割安

U-POWER(ユーパワー)の電気料金体系では、300kWh以降の電力量料金単価が割安に設定されています。

例えば東京エリアの場合、U-POWER(ユーパワー)「GREENホーム10」では121kWh〜300kWhの電力量料金単価が36円40銭ですが、301kWh以降の単価は30円36銭と安くなっています。

一般的には電力量料金単価は段階的に高くなるものなので、U-POWER(ユーパワー)の料金体系は珍しいです。

特徴的な料金設定により、電力使用量が多い家庭では特に、環境に配慮した電気を低コストで利用できます。

また、東京電力「スタンダードS」と比較しても、全体としてU-POWER(ユーパワー)の料金設定が割安であることがわかります。

U-POWER「GREENホーム10」と東京電力「スタンダードS」料金比較
区分 電力量 U-POWER「GREENホーム10」 東京電力EP「スタンダードS」
基本料金(1契約) 10A 296円16銭 311円75銭
15A 444円24銭 467円63銭
20A 592円32銭 623円50銭
30A 888円48銭 935円25銭
40A 1184円64銭 1247円00銭
50A 1480円80銭 1558円75銭
60A 1776円96銭 1870円50銭
電力量料金(単位:1kWh) 〜120kWh 29円80銭 29円80銭
121kWh〜300kWh 36円40銭 36円40銭
301kWh〜 30円36銭 40円49銭

U-POWER(ユーパワー)の料金に関するデメリット

U-POWER(ユーパワー)の、選べるプランが少ないことやセット割引がないといった点は、他の新電力会社と比較して不便に感じる人もいるかもしれません。

また、解約時に3,000円の解約金が発生する場合があるため、解約のタイミングには注意が必要です。

選べる料金プランが少ない

U-POWER(ユーパワー)では、家庭向けの料金プランとして3種類の「GREENホーム」プランが提供されていますが、基本料金と電力量料金はどのプランも同一です。

非化石証書費が異なるだけで、実質的に選べるプランの幅は限られています。

他の新電力会社では、基本料金がない電力使用量が少ない家庭向けのプランを提供していることが多いです。

一方、U-POWER(ユーパワー)には基本料金なしのプランはありません。

セット割引がない

U-POWERはガスサービスを提供しておらず、当然ガスとのセット割引もありません。

多くの新電力会社では、電気とガスをまとめて契約することで料金が割安になるセット割引を利用できますが、U-POWERにはありません。

現在、他社のセット割引を利用している場合、U-POWERに切り替えることでトータルの光熱費が上がってしまう可能性もあります。

また、電気代とガス代をまとめて一括で管理したい方にもデメリットとなります。

解約金が3,000円かかる場合がある

U-POWERでは、契約開始から1年以内に解約した場合、解約金として3,000円(非課税)が発生します。

解約金の金額としては一般的ですが、Looopでんきのようにそもそも解約金が発生しない新電力もあります。

また料金体系やサービスに不満を感じた際、契約開始から1年以内の場合気軽に解約・乗り換えできないことがデメリットとなります。

U-POWER(ユーパワー)の問い合わせ先【0120-844-816】

U-POWER(ユーパワー)の問い合わせ先は「U-POWERカスタマーセンター(0120-844-816)」です。

主にU-POWERの契約に関する問い合わせができる窓口です。

U-POWERカスタマーセンターで問い合わせできる内容

契約情報の確認や契約内容の変更もU-POWERカスタマーセンターで受け付けています。

また、低圧の契約を解約したい場合も手続き可能です。

高圧の契約を解約する際は解約申込書の提出が必要ですので、電話では完結できません。

U-POWERの営業担当か、代理店に連絡しましょう。

U-POWERカスタマーセンターで問い合わせできる内容
  • 解約手続き(低圧の場合)
  • 契約情報(契約名義・住所・電話番号 等)の変更
  • 契約内容(アンペア、kVA、kW)の変更
  • マイページログインIDの再発行
  • メールが届かない場合の問い合わせ
  • ご自身の電気の使用場所のみ停電している場合 等

U-POWERカスタマーセンターの受付時間は10時~18時

U-POWERカスタマーセンターの受付時間は10時~18時です。

土曜・日曜・祝祭日はお休みです。

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