電気料金を見直す際に、意外と知られていないのが「燃料調整費」です。
U-POWER(ユーパワー)では、燃料調整費と調達調整費(市場調整額)の合計を電源調達調整費としており、毎月の電気料金に影響を与える仕組みとなっています。
この記事では、U-POWERの燃料調整費の概要や計算方法、実際の料金事例をわかりやすく解説します。
- U-POWER(ユーパワー)の燃料調整費とは
- U-POWER(ユーパワー)の燃料調整費の算出方法
- U-POWER(ユーパワー)の電気料金を構成する燃料調整費以外の費用
- U-POWER(ユーパワー)に関する手続きを無料代行するサービス
U-POWERの電気料金がどのように決まるのか把握し、電力会社選びの参考にしてください。
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U-POWER(ユーパワー)の燃料調整費とは
U-POWERでは、燃料調整費と調達調整費の合計を電源調達調整費としています。
つまり、燃料調整費は、電源調達調整費の一部です。
燃料調整費は火力燃料の価格変動を反映している
燃料調整費は、電力を安定的に供給しつつ、価格変動に対応するための費用です。
火力燃料(原油・LNG〔液化天然ガス〕・石炭)の価格変動を電気料金に反映させています。
燃料調整費は3か月後の電気料金に反映される
燃料調整費は、直近3か月の石炭、LNG、原油の加重平均燃料価格によって燃料費調整単価が決まります。
そのため、電気料金に反映されるのは3か月後です。
U-POWER(ユーパワー)の燃料調整費と市場調整額の違い
電気料金を構成する要素の一つに、燃料調整費と市場調整額があります。
どちらも外部要因による価格変動を電気料金に反映させる仕組みですが、その根拠となる価格や反映のタイミングが異なります。
以下に、それぞれの違いをまとめました。
項目 | 燃料調整費 | 市場調整額 |
---|---|---|
調整の目的 | 燃料費の変動を電気料金に反映 | 市場価格の変動を電気料金に反映 |
基準となる価格 | 原油・LNG・石炭の貿易統計価格 | JEPXのスポット市場価格(エリアプライス) |
価格の変動頻度 | 国際相場に応じて月単位で変動 | 30分ごとに変動 |
算出期間 | 過去3ヶ月間の平均価格 | 直近1ヶ月の特定時間帯(例:14〜23時) |
反映までの期間 | 約2〜3ヶ月後に料金へ反映 | 約1ヶ月後に料金へ反映 |
調整の根拠となる価格が違う
燃料調整費は、主に火力発電で使用する燃料の価格変動に基づきます。
- 対象燃料: 原油、LNG(液化天然ガス)、石炭の価格
- 参照価格: 過去の市場価格(直近3ヶ月間の加重平均燃料価格)
一方、市場調整額は、電力取引市場である日本卸電力取引所(JEPX)での電力取引価格に基づきます。
- 対象燃料:電力そのものの取引価格
- 参照価格: スポット市場における電力の平均取引価格(主に前月の価格)
つまり、市場調整額は電力そのものの取引価格を対象としているのに対し、燃料調整費は「モノ(燃料)」の過去の価格変動を基にしている点が大きな違いです。
項目 | 燃料調整費 | 市場調整額 |
---|---|---|
基準となる価格 | 原油・LNG・石炭の貿易統計価格 | JEPXのスポット市場価格(エリアプライス) |
調整の目的 | 燃料費の変動を電気料金に反映 | 市場価格の変動を電気料金に反映 |
価格変動が電気料金に反映される時期が違う
燃料調整費は、火力発電の燃料価格(原油など)の過去の変動に基づいて計算されます。
燃料の調達や価格集計に時間がかかるため、価格変動が電気料金に反映されるまでには約2〜3ヶ月のタイムラグが生じます。
一方、市場調整額は、電力市場での電気の取引価格の直近の変動に基づいて計算されます。
こちらは比較的早く、約1ヶ月後に電気料金に反映される仕組みです。
このように、燃料調整費は燃料の動きが遅れて反映され、市場調整額は電力市場の動きが比較的早く反映されるという違いがあります。
項目 | 燃料調整費 | 市場調整額 |
---|---|---|
基準となる価格 | 原油・LNG・石炭の貿易統計価格 | JEPXのスポット市場価格(エリアプライス) |
価格の変動頻度 | 国際相場に応じて月単位で変動 | 30分ごとに変動 |
算出期間 | 過去3ヶ月間の平均価格 | 直近1ヶ月の特定時間帯(例:14〜23時) |
反映までの期間 | 約2〜3ヶ月後に料金へ反映 | 約1ヶ月後に料金へ反映 |
U-POWER(ユーパワー)の燃料調整費以外にかかる料金
U-POWERの電気料金は、燃料調整費だけでなく、基本料金や電力量料金、市場調整額、非化石証書費、再生可能エネルギー発電促進賦課金などによって構成されています。
以下では、U-POWERの電気料金を構成するそれぞれの費用の特徴や計算方法について詳しく解説します。
- 基本料金
- 電力量料金
- 非化石証書費
- その他調整額
- 再生可能エネルギー発電促進賦課金
基本料金
基本料金は、電力を安定して供給するための維持管理費用として発生する固定料金です。
U-POWERでは、契約しているエリアによって基本料金が異なります。
例えば、東京エリアでは10Aあたり296.16円、東北では10Aあたり351.40円が基本料金としてかかります。
電力量料金
電力量料金は、使用した電力量(kWh)に応じて課される費用です。
U-POWERでは、使用量が増えると単価が変わる段階料金制を採用しています。
電気を多く使う家庭では、電力量料金が電気代全体の大部分を占めるため、電力量料金の安いプランを契約することが節約に効果的です。
市場調整額
市場調整額とは、日本卸電力取引所(JEPX)の電力取引価格に連動して、電気料金を調整する仕組みです。
市場価格が低下した場合は料金が還元される一方、上昇した場合は追加料金が請求される等、市場調整額は市場価格の影響を直接受ける仕組みとなっています。
市場調整額は月ごとに変動し、電気の使用量に基づいて算定されます。
U-POWERの市場調整額の算定方法
市場調整額の算定方法は、月ごとの調達単価に使用電力量を乗じて計算されます。
実際の市場調整額単価は以下の通りです。(GREENホームプラン)
エリア | 2024年4月 | 2024年5月 | 2024年6月 | 2024年7月 | 2024年8月 | 2024年9月 | 2024年10月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
北海道 | -8.43 | -10.94 | -8.34 | -5.59 | -4.28 | -7.64 | -7.54 |
東北 | -3.90 | -5.47 | -2.88 | 0.03 | 0.80 | -1.40 | -0.64 |
東京 | -4.97 | -5.50 | -3.37 | -0.27 | 3.68 | -1.31 | -0.94 |
中部 | 3.73 | 2.68 | 4.10 | 7.60 | 12.21 | 8.78 | 8.23 |
北陸 | -5.69 | -7.31 | -6.07 | -2.60 | 2.36 | -0.37 | -2.16 |
関西 | 8.04 | 0.54 | 3.08 | 6.51 | 11.51 | 8.77 | 6.39 |
中国 | -3.49 | -6.24 | -3.70 | -0.36 | 4.73 | 1.99 | -0.38 |
四国 | -2.00 | -4.83 | -2.48 | 0.66 | 6.29 | 3.71 | 1.14 |
九州 | 5.45 | 3.60 | 5.86 | 9.29 | 13.35 | 10.86 | 8.13 |
市場調整額単価の算出方法
以下に、市場調整額単価の算出方法もまとめています。
U-POWERの基準市場価格および市場係数は以下の通りです。
管轄エリア | 基準市場価格(円) | 市場係数 |
---|---|---|
北海道 | 17.82 | 1.08 |
東北 | 12.65 | 1.09 |
東京 | 13.86 | 1.07 |
中部 | 4.84 | 1.07 |
北陸 | 13.20 | 1.08 |
関西 | 0.33 | 1.08 |
中国 | 11.00 | 1.08 |
四国 | 9.57 | 1.08 |
九州 | 1.98 | 1.09 |
非化石証書費
非化石証書費は、再生可能エネルギーの普及を支援するために設定される費用です。
U-POWER(ユーパワー)の非化石証書費 | ||
---|---|---|
プラン | 区分 | 単価(税込) |
GREEN10 | 使用電力量1kWhにつき | 0.00円 |
GREEN50 | 使用電力量1kWhにつき | 0.58円 |
GREEN100 | 1契約につき | 550円 |
非化石証書費は契約プランによって異なり、再エネ比率が高いプランほど費用が高くなります。
環境に配慮した選択をしたい方には、この非化石証書費がどの程度かかるのかを事前に確認しておきましょう。
その他調整額
その他調整額は、U-POWERでは「容量拠出金に相当する額」としています。
U-POWERの「その他調整額」は以下の通りです。
U-POWER(ユーパワー)のその他調整額 | |
---|---|
管轄エリア | 単価(税込) |
北海道 | 3.9 円 |
東北 | 1.0 円 |
東京 | 1.0 円 |
中部 | 1.0 円 |
北陸 | 1.0 円 |
関西 | 4.1 円 |
中国 | 1.0 円 |
四国 | 1.0 円 |
九州 | 0.8 円 |
再生可能エネルギー発電促進賦課金
再生可能エネルギー発電促進賦課金は、再生可能エネルギーの導入を促進するための費用をすべての契約者が負担する制度です。
この費用は、電力の使用量(kWh)に賦課金単価を掛けた額として計算されます。
集められた賦課金は、再生可能エネルギーを利用する発電事業者への支払いに充てられます。
再生可能エネルギー発電促進賦課金は持続可能な社会の実現に寄与するものとして、電気料金の一部として位置付けられます。
使用量が多い家庭では賦課金額も高くなるため、省エネ意識を持つことが重要です。
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U-POWER(ユーパワー)の燃料調整費は燃料価格によって決まる
燃料費調整額は、原油やLNGといった火力発電の燃料価格の変動に応じて、電気料金が調整される仕組みです。
一方、市場調整額は、電力市場の取引価格の変動を反映するものです。
これらの違いを理解することで、毎月の電気料金の内訳がより分かりやすくなるでしょう。
ご自身の電気料金プランを見直す際の参考にしてみてください。