2016年4月ににスタートした電力自由化によって、一般家庭も電力会社や料金プランを自由に選べるようになりました。
これにより新電力会社が続々参入し、電気料金の抑制や豊富な料金プランの提供など、消費者に多くのメリットをもたらしています。
この記事では、電力自由化の仕組みや目的、メリット・デメリットをわかりやすく解説します。
電力自由化の恩恵を最大限活かし、家計の負担軽減につなげましょう。
- 電力自由化の仕組み・目的
- 電力自由化のメリット・デメリット
- 電力自由化に伴う料金プランの選び方
- 電力自由化に伴うおすすめの新電力
- 電気の乗り換え手続きを無料代行するサービス
経済産業省 資源エネルギー庁の調査によると、全販売電力量に占める新電力のシェアは、電力自由化がスタートした2016年4月から右肩上がりです。(主に家庭用である低圧分野のシェアは約26.8%)

引用:経済産業省 資源エネルギー庁「電力・ガス小売全面自由化の進捗状況について(2024年10月29日)」新電力のシェアの推移
電力自由化に伴い参入した多くの新電力は、大手と比べて運営コストを抑えることで、低コストな料金プランの提供を実現しています。
需要の増えているお得な新電力を複数比較して乗り換えを検討したいという方は、以下も参考にしてみてください。
東京電力より安い電気料金・電力会社を紹介!東京電力エリアでお得に使えるおすすめ電力サービスを徹底解説
電力自由化とは

電力自由化とは、大手電力会社により独占されていた電力小売が、法改正により全面自由化されたことをいいます。
大手電力会社とは、北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力を指します。(旧一般電気事業者、ともいわれます)
電力自由化は2000年3月に導入が始まり、「特別高圧」と呼ばれる大規模工場や商業施設向けの電力市場の開放から始まりました。
その後、2004年と2005年に中小規模工場やオフィスビルを対象とする「高圧」分野でも自由化が進められました。
そして、2016年4月には、一般家庭や小規模商店が対象となる「低圧」分野が自由化され、全面自由化が実現しました。
これにより、すべての消費者が地域や事業者に縛られることなく、自由に電力会社を選べるようになりました。
電力自由化の目的は安定供給・料金抑制・事業機会拡大
電力自由化には、主に3つの目的が掲げられています。それが「安定供給の確保」「料金抑制」「事業機会の拡大」です。
まず、安定供給の確保は、特に災害時や緊急時に電力が不足しない仕組みを作ることが目的です。2011年の東日本大震災を契機に、この重要性が改めて認識されました。
次に、電気料金の抑制です。新規参入を促すことで市場競争を活性化させ、電力料金を可能な限り抑えることを目指しました。
また事業機会の拡大については、電力業界に新たな企業が参入することで、サービスや料金プランの多様性が拡大することが期待されています。
電力自由化で選べるようになった新電力 | |
---|---|
PPS(特定規模電気事業者) | Looopでんき・いちたかガスワン・ナンワエナジー 等 |
ガソリン・エネルギー関係 | ENEOSでんき・昭和シェル石油・静岡ガス&パワー・東燃ゼネラル 等 |
通信会社 | auでんき・ソフトバンクでんき・J:COM電力・@niftyでんき・eo電気 等 |
運輸・旅行 | HTBエナジー・東急パワーサプライ 等 |
自治体・スポーツ・地域 | みやまスマートエネルギー・水戸電力・湘南電力 等 |
大手電力会社(北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・関西電力・中国電力・四国電力・九州電力・沖縄電力)以外にも選択肢が広がり、より自分に合うサービスを選べるようになりました。
電力自由化の仕組み
これまではビルや工場など、特別高圧・高圧で電気を使用する「自由化部門」の電気料金のみ、小売事業者との自由交渉が可能でした。

引用:経済産業省 資源エネルギー庁「電力自由化で料金設定はどうなったの?」
一般家庭などの、低圧で電気を使用する「規制部門」は、法律で定められた方法で決定された料金で、地域の電力会社から供給を受けていました。
2016年4月1日以降、電力自由化により電気の小売業への参入が全面的に開かれ、一般家庭を含む全ての消費者が、電力会社や料金メニューを自由に選べるようになりました。
電力自由化のメリット
電力自由化により、従来の地域独占型の電力供給体制が大きく変わり、消費者にさまざまなメリットがもたらされました。
選択肢が増えたことで、ライフスタイルや価値観に合わせた電力会社や料金プランを選べるようになったのは、自由化の大きな成果です。
実際、「電力自由化アンケート/切替者の満足度」によると、新電力に乗り換えた人のうち6割以上が「満足している」と答えています。

引用:経済産業省 資源エネルギー庁「電力小売全面自由化で、何が変わったのか?」
また、企業間の競争が活発化したことで、消費者にとって経済的なメリットや利便性の高いサービスが提供されるようになりました。
さらに、環境意識の高まりに応じて、再生可能エネルギーを選べるようになるなど、持続可能な社会への貢献も可能になっています。
以下では、電力自由化の具体的なメリットについて、さまざまな視点から詳しく解説します。
価格競争が活発になった
電力自由化により、多くの新規参入企業が電力市場に加わり、価格競争が活発化しました。
従来の大手電力会社の独占体制下では競争が起こりにくかったため、電気料金の見直し・値下げが行われにくい状況でした。
しかし、電力自由化後は消費者を獲得するために電力会社間で競争が生まれ、料金が抑制される効果が期待されています。
実際に、新電力の料金プランは従来の電力会社の規制料金よりも安価な場合が多く、家計にとって経済的なメリットがあります。
競争が進むことで、より魅力的な料金プランやサービスが提供される可能性も広がっています。
料金プランの選択肢が増えた
電力自由化によって、従来にはなかった多彩な料金プランが登場しました。
例えば、基本料金が0円のプランや、時間帯別に料金が異なるプランなどがあります。
家族構成やライフスタイルに応じた選択が可能で、個々のニーズに合わせやすくなっています。
電力自由化によってうまれた多様なプランのおかげで、無駄のない最適化されたプランを選びやすくなり、経済的にも効率よく電気を利用することができるようになりました。
基本料金0円のプランも選べるようになった

電力自由化の成果の一つとして、基本料金が不要なプランの登場があります。
大手電力会社では基本料金が設定されたプランが一般的でしたが、新規参入の新電力は基本料金0円のプランを打ち出しています。
使った分だけ支払う完全従量制のプランになるため、電気をあまり使用しない家庭や単身世帯にとっては、特に経済的なメリットが大きいです。
ポイントが貯まる電力会社もある
新電力会社の中には、利用料金に応じてポイントが貯まるサービスを提供するところもあります。
これにより、日常の電力使用を通じてポイントを貯め、他のサービスや商品と交換することが可能です。
例えば、携帯電話会社やガス会社が運営する電力サービスでは、自社のポイントプログラムと連携している場合が多く、よりお得に利用できます。
こうした付加価値は、電力自由化によって生まれた新しい消費者サービスといえます。
災害時の電力の安定供給につながる
電力自由化は、災害時の電力供給の安定性向上にも貢献しています。
従来の独占体制では、災害が発生した際に地域間で電力を融通する仕組みが十分に整っていませんでした。
電力自由化によって送配電網の利用が共通化され、複数の電力会社が協力して電力供給を行う体制が整備されました。
今では大規模災害が発生した場合でも、広域的に電力を供給できる仕組みが構築されています。
環境に配慮したエネルギーを使える
電力自由化によって、再生可能エネルギーを積極的に活用する電力会社を選べるようになりました。
これにより、消費者が環境に配慮した選択をすることが可能になり、地球温暖化対策にも寄与しています。
例えば、太陽光発電や風力発電を主力とする電力会社のプランを選べば、家庭で使用する電力がクリーンエネルギーに切り替わります。
環境意識の高い消費者にとっては、電力選びが環境保護活動の一環となるのです。
電力自由化は、個人レベルで環境への責任を果たす機会を提供しています。
電力自由化のデメリット
電力自由化は消費者に多くの選択肢やメリットをもたらしましたが、その一方でいくつかのデメリットも存在します。
たとえば、プラン比較の煩雑さや手続きの面倒さ、新電力の事業リスクなどが挙げられます。
以下では、電力自由化に伴う代表的なデメリットについてわかりやすく解説します。
電力会社のプラン比較が面倒
電力自由化により、多くの新電力が参入し、料金プランの選択肢が増えました。
しかし、その多様性がかえって消費者にとっての負担となる場合もあります。
どのプランが最適なのかを見極めるには、料金体系やサービス内容を細かく比較する必要があります。
また、自身の電気使用量やライフスタイルに合ったプランを選ぶために、電気料金のシミュレーションを行う手間も発生します。
電力会社の数が多ければプランの数も多いので、比較の手間がかかることはデメリットとなっています。
電力会社の乗り換え手続きが面倒
新しい電力会社への乗り換え手続きが面倒だと感じる方も少なくありません。
乗り換えの際には、現在の電力会社で契約期間を満了しているか、違約金は発生しないか等の契約内容を確認してから、新しい電力会社に申し込みを行う必要があります。
場合によってはスマートメーターの設置工事が必要な場合もあり、さらに手間がかかる可能性もあります。
また、申し込み後新しい電力会社のサービス開始まで数週間かかることもあり、切り替えまでの時間的な不安もあります。
これらの手続きの面倒さが、電力会社を変更するハードルとなっています。
「市場連動型」プランは電気代の急騰のリスクがある
電力自由化によって登場した「市場連動型」プランは、電力市場の価格に応じて料金が変動する仕組みです。
市場価格が安定している場合には節約効果が期待できますが、一方で価格が急騰すると電気代が大幅に増加するリスクもあります。
特に寒波や猛暑などの影響で電力需要が急増した場合、市場価格が高騰し、家計に大きな負担がかかる可能性があります。
こうしたリスクを理解せずに契約すると、思わぬ出費に苦しむことにもつながります。
「市場連動型」プランを選ぶ際には、市場の動向やリスクをしっかり把握することが重要です。
新電力が事業撤退・倒産するリスクがある
新電力は自由化によって市場に参入しましたが、その多くは規模の小さい事業者であり、経営基盤が脆弱な場合があります。
新規の小規模事業者は、市場競争の中で撤退や倒産に追い込まれるリスクもあります。
契約している電力会社が倒産した場合でも電力供給は止まりませんが、新しい電力会社を再度選び直す必要があります。
面倒な電気の乗り換え手続きをまた行わなければならず、負担が増えることが懸念されます。
電力会社を選ぶ際には、料金やサービスだけでなく、企業の安定性や経営状況も考慮することが大切です。
電力自由化に伴う電力会社・料金プランの選び方
電力自由化により、多様な電力会社・料金プランが登場し、消費者は自分のライフスタイルや価値観に合った選択ができるようになりました。
料金を抑えるだけでなく、環境への配慮したプランの提供やポイント還元など、欲しいメリットに応じて電力会社や料金プランを自由に選ぶことができます。
以下では、電力自由化によって登場したさまざまな電力会社・料金プランの特徴や選び方について、具体的に解説します。
自分に最適なプランを選ぶことで、経済的・環境的なメリットを最大化しましょう。
電気+他ライフラインとのセットプランがある
電気と他のライフラインを組み合わせたセットプランがあると、電気以外の光熱費も一緒に抑えることができます。
たとえば、電気とガスをセットで契約するプラン等があります。
経済産業省 資源エネルギー庁の調査によると、ガス新規小売の契約件数推移件数は増加傾向にあります。

引用:経済産業省 エネルギー庁「電力・ガス小売全面自由化の進捗状況について」新規小売の契約件数推移(P25)
ガスも電気と同じく小売全面自由化しており、より低コストなガスサービスを求めて、大手ガス会社から新規参入のガス会社への乗り換えを検討する方も多いです。
新電力会社でガスサービスが提供されているケースも多く、電気と一緒にガスも見直しすることで総合的な光熱費コストを削減できる可能性があります。
また、ガスだけでなく電気とインターネット、電気と携帯電話料金のセットプランが提供されていることもあります。
また、ライフラインの契約先をまとめることで、支払いや利用状況の管理が簡単になる点も大きなメリットです。
楽々ガスの評判・口コミ!料金は高い?メリット・デメリットも解説
違約金・解約金・契約事務手数料がない
違約金・解約金・契約事務手数料が発生しないプランなら、契約や解約時の一時的なコストを削減できます。
特に、ライフスタイルの変化や引っ越しがよくあり、電力会社乗り換えの期間が多い人は、契約毎にかかる可能性のある違約金・解約金・契約事務手数がないプランがおすすめです。
たとえば、株式会社Looopが提供する「Looopでんき」の料金プランなら、基本料金0円で、違約金や解約金、契約事務手数料も発生しません。
電気料金の支払いでポイントが貯まる
電気料金の支払いに応じてポイントが貯まるプランも注目されています。

たとえば、「エネワンでんき」では、電気料金の支払い200円ごとに1Pontaポイントが貯まり、普段のショッピング等に活用できます。
楽天でんきも同様に楽天ポイントが貯まる仕組みを採用しています。
電気料金の節約と同時に、ポイント還元による追加のメリットをがあるため、日常的に利用するポイントサービスと連携したプランを選ぶことで、さらにお得になります。
電気使用量や利用状況を簡単に確認できる
電気使用量を手軽に確認できるプランなら、利用状況や支払い状況を把握しっ安く、節約意識を高めるのに役立ちます。
多くの電力会社では、専用アプリやマイページから、月々の電力使用量や過去の使用状況を簡単に把握できます。
たとえば、Looopでんき専用アプリには、電気代予測機能がついています。

電気代が高い時間帯を避けたり、無駄な電力消費を抑えたりすることもしやすいです。
具体的なデータをもとに生活習慣を見直すことで、電気代の節約につなげましょう。
自然エネルギーを使用して環境に配慮できる
環境意識の高まりに伴い、再生可能エネルギーを利用した料金プランも注目されています。
たとえば、「U-POWER」のプランでは、太陽光や風力などの再生可能エネルギーを活用した電気を提供しています。

環境に配慮したエネルギーを利用できる電力会社やプランを選ぶことで、二酸化炭素の排出量を削減し、持続可能な社会に貢献できます。
また、再生可能エネルギーを中心としたプランでは、地域の発電所を選ぶことができる場合もあり、地産地消の取り組みにもつながります。
電力自由化に伴うおすすめの新電力
電力自由化に伴い、大手より安く利用できる可能性の高いおすすめの新電力を紹介します。
料金プランがお得なのはもちろん、新電力中でも違約金のないプランを提供する会社を厳選していますので参考にしてください。
項目 | Looopでんき | 楽々でんき | ストエネ | エネワンでんき | U-POWER |
---|---|---|---|---|---|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
最低料金(基本料金) ※東京電力エリアの場合 |
0円 | ライトシンプルプラン:0円 新生活安心プラン:651.15円~(20A) |
Fプラン:0円 Pプラン590.48円(20A) |
902円25銭~(30A)※エネワンハッピーの場合 | 296.16円~(10A~) |
解約金(違約金) | 0円 | あり | あり | 0円 | あり |
契約手数料 | 0円 | あり | 0円 | 0円 | 0円 |
電気ガスセットプラン | あり | なし | あり | あり | なし |
ポイント還元 | なし | なし | Pontaポイント | なし | なし |
クレジットカード | 利用可能 | 利用可能 | 利用可能 | 利用可能 | 利用可能 |
一言特徴 | 市場連動型で安い | 全国対応で使いやすい | ファミリー向けでお得 | 基本料金0円で安い | 再エネプランが豊富 |
Looopでんき

Looopでんきは、経済産業省が公表している「電力需要実績」において、独立系(大手の子会社でない)新電力各社の中で第1位の実績を取得しています。
※参考:経済産業省資源エネルギー庁「電力調査統計:電力需要実績」
基本料金が0円で、使った分だけ支払うシンプルなプラン「スマートタイムONEプラン」を提供しているのが特徴です。
多くの電気会社では、固定で発生する「基本料金」と使った分だけ発生する「従量料金」の2種類かかってきますが、Looopでんきは基本料金が0円なので無駄な電気代を払う必要がありません。
さらに「スマートタイムONE」では料金単価が30分ごとに変動しており、単価が安い時間帯に家電を使う時間を調整するだけで、家電の利用頻度が同じでも電気代を抑えることができます。

また、Looopでんきは初期費用、解約違約金、燃料費調整額も0円となっていて気軽に始められるため、単身者からファミリーまで幅広くおすすめです。
Looopでんきの基本情報 | |
---|---|
最低料金(基本料金) | なし |
解約金(違約金) | なし |
契約手数料 | なし |
電気ガスセットプラン | あり |
ポイント還元 | なし |
クレジットカード | 利用可能 |
プラン一覧 | スマートタイムONE(電灯)・スマートタイムONE(動力)※法人向け |
引用:Looopでんき公式YouTube「新しいスタンダード!?30分ごとに変わる電気の価格~知るほどナットク!スマートタイムONE~」
楽々でんき

楽々でんきは基本料金ありのプランと基本料金なしのプランの両方を提供しています。
そのため、電力消費量の多い家庭から少ない家庭まで、使い方に合った最適なプランを選択でき、電気料金の節約がしやすいです。
電力使用状況をスマホアプリで確認できるため、日々の節電意識を高めながら、効率的な節電ができます。
ライトシンプルプランでは、契約期間中に解約した場合5,000円(不課税)の解約金がかかりますが、新生活安心プランには解約金はありません。
楽々でんきの基本情報 | |
---|---|
最低料金(基本料金) | 665円28銭(20A) |
解約金(違約金) | 5,000円or0円 |
契約手数料 | 3,850円(税込) |
電気ガスセットプラン | なし |
ポイント還元 | なし |
クレジットカード | 利用可能 |
プラン一覧 | ライトシンプルプラン・新生活安心プラン |
ストエネ

ストエネでは、基本料金がある「Pプラン」と、基本料金0円の「Fプラン」から選べます。
電気の使い方に合わせてプランを選べるのが特徴です。
家族向けの大容量プランやオール電化住宅向けプランも提供しているため、特にファミリー世帯におすすめです。
電気とガスのセット割があり、Fプラン・Pプランとガスのセットで契約すると毎月110円の割引が受けられるのも魅力です。
解約金や違約金も発生しないため、安心して始められます。
ストエネ ライフ電気の基本情報 | |
---|---|
最低料金(基本料金) | Fプラン:なし Pプラン:739.20円(20A)※東北エリアの場合 |
解約金(違約金) | なし |
契約手数料 | なし |
電気ガスセットプラン | あり |
ポイント還元 | なし |
クレジットカード | 利用可能 |
プラン一覧 | Pプラン、Fプラン、オール電化プラン |
エネワンでんき

エネワンでんきは、LPガス会社サイサンが運営する電力サービスで、電気を多く使うファミリー世帯におすすめの新電力です。
1年以内の解約で解約金3,300円がかかるため、長期利用を考えるファミリーにおすすめです。
ただし、エネワンでんきの供給エリア外への引越し等の、やむを得ない理由の場合は解約金は発生しません。
また、ガスやウォーターサーバーをセットで申し込むと、セット割で最大385円の割引が受けられます。
エネワンでんきのお支払いで自動的にPontaポイントを貯めることもでき、電気代を節約しながらポイントも貯められます。
自然エネルギーにも力を入れており、安心して使えるエコな電力の供給も行っています。
エネワン電気の基本情報 | |
---|---|
最低料金(基本料金) | 1,075円80銭(30A)※エネワンハッピーの場合 |
解約金(違約金) | 3,300円(1年以内の解約) |
契約手数料 | なし |
電気ガスセットプラン | あり |
ポイント還元 | Pontaポイント |
クレジットカード | 利用可能 |
プラン一覧 | エネワンBプラン、エネワンスタンダードプラン、エネワンハッピー |
引用:ガスワンチャンネル(YouTube)「エネワンでんき CM第1弾 泉ワン子社長登場篇」
U-POWER

U-POWERは、再生可能エネルギーを選べる「GREENホームプラン」を提供しています。
再生可能エネルギーの割合が10%、50%、100%の3つのプランから選べるため、環境に配慮した電力を使いたい人に最適です。
それぞれの料金体系はシンプルで、基本料金と電力量料金は同じで、非化石証書費用だけがプランごとに異なっています。
解約金は3,000円かかるので、1年以上の長期契約を前提とした申し込みがおすすめです。
単身者からファミリーまで使いやすく、環境意識が高い人にも向いています。
U-POWERの基本情報 | |
---|---|
最低料金(基本料金) | 382.47円(10A) |
解約金(違約金) | 3,000円 |
契約手数料 | なし |
電気ガスセットプラン | なし |
ポイント還元 | なし |
クレジットカード | 利用可能 |
プラン一覧 | GREENホーム10、GREENホーム50、GREENホーム100 |
U-POWER(ユーパワー)の評判・口コミ!電気代が高い?大手の料金プランと比較して解説!
電力自由化に伴う電力会社・料金プランの切り替えはくらしテクにお任せ!

くらしテクでは、面倒な電力会社の切り替え手続きを無料で代行しています。
さらにコンシェルジュがあなたのライフスタイルに最適な電力会社やプランを提案するため、自分で各社の料金プランを比較しなくても、安い電力会社がわかります。
手軽に、そして効率的に電気代の見直しができるため、忙しい方にもおすすめです。
くらしテクは電気以外のライフライン手続きも代行!

くらしテクは、電気だけでなく各種ライフラインの手続きを代行しています。
ガス・水道・インターネットの切り替えや解約手続きをまる投げしてしまえるので、引っ越しを考えている方はぜひ活用してください!
また引っ越し業者の料金比較もくらしテクが行い、最安の業者を手配します。
引っ越しの手間や時間を削減し、時間にも心にもゆとりを持って新生活をスタートさせてください!
くらしテクは引っ越しをする方にもおすすめ!

くらしテクは各種ライフラインの手続きを代行できるため、引っ越しを控えている方にもおすすめです。
電気・ガス・水道・インターネット等、それぞれの窓口とやり取りしなくても、くらしテクへの電話一本で手続きを一括で完了できます。
さらにくらしテクでは引っ越し業者の料金比較も行います。
約60社の引っ越し業者の中から一括で見積もりを取り、荷物の量や引っ越しエリアをヒアリングしたうえで最も安い業者を提案・手配します。
自分で行うよりも多くの業者を楽に、早く比較でき、手間もコストも抑えることができます。
電力自由化に伴う電力会社の切り替え方法
電力自由化により、消費者は自由に電力会社を選べるようになりました。
しかし、電力会社の切り替えにはいくつかの手続きが面倒でなかなか踏み出せずにいるという方も多いでしょう。
切り替え手続きの流れはそれほど複雑ではないため、各ステップを事前に理解することで新電力へ乗り換えするハードルを下げることができます。
以下では、電力会社切り替えの具体的な流れをわかりやすく解説しますので参考してみてください。
-
STEP1
-
STEP2
-
STEP3
STEP1:電力会社の料金プランを比較する
電力会社を切り替える際の最初のステップは、料金プランの比較です。
現在契約している電力会社のプランと、新しい電力会社が提供するプランを比較し、どれだけ節約ができる見込みかを確認します。
多くの電力会社は、公式Webサイトにて料金シミュレーションツールを提供しています。
自分の電力使用量やライフスタイルに合わせて、最適なプランを選びましょう。
また、料金だけでなく、ポイント還元や解約金の有無などもチェックすることが大切です。
STEP2:切り替え先の電力会社に申し込みする
料金プランの比較を終え、切り替え先を決定したら、次は新しい電力会社への申し込みです。
申し込みには、現在の電力会社の契約情報や「お客様番号」「供給地点特定番号」などの情報が必要です。
電気使用量のお知らせ(検針票)や請求書、現在お使いの電力会社のマイページ等で確認できます。

例:東京電力
申し込みは、新しい電力会社の公式サイトや電話窓口から行えます。
手続きが完了すると、新しい電力会社が今の電力会社の解約処理を代行してくれるため、自分で解約の申し込みをする必要あありません。
STEP3:スマートメーターの設置工事を行う
電力会社を切り替える際、スマートメーターが未設置の場合には、設置工事が必要となることがあります。
スマートメーターは、電力使用量をデジタルで記録し、遠隔でデータを送信することができる機器です。
設置工事は基本的に無料で行われる場合が多く、電力会社が手配を進めてくれます。
工事の際には、作業員が訪問して既存のメーターを交換することがありますが、数十分程度で完了するのが一般的です。
工事が終わり、切り替え日当日になれば、新しい電力会社からの電力供給がスタートします。
電力自由化に関するよくある質問
電力自由化は、消費者が電力会社や料金プランを自由に選べるようになった制度改革です。
これにより、コスト削減やサービスの多様性といった多くのメリットが生まれました。
しかし、自由化に伴い、新電力契約に関する疑問や不安も増えています。
たとえば、マンションや地方での契約可否や、制度の開始時期についての質問がよく寄せられます。
ここでは、これらのよくある疑問について詳しく解説していきます。
マンション・アパートでも新電力を契約できる?
マンションやアパートに住んでいる場合でも、新電力と契約することは可能です。
個別に電力会社と契約している場合は、自由に新電力を選択できます。
ただし、建物全体で電力会社と一括契約をしている場合(高圧一括受電契約など)は、戸別の切り替えができません。
この場合は、管理組合や管理会社と協議し、全体の契約内容を変更する必要があります。
契約変更の際は、切り替え手続きや費用について、新電力会社のサポートを受けることも検討するとよいでしょう。
地方でも新電力を契約できる?
地方に住んでいても、新電力と契約することは可能です。
ほとんどの新電力会社が全国対応しており、都市部と同じように多くの選択肢からプランを選べます。
ただし、離島や特定地域では一部の新電力が対応していない場合があります。
資源エネルギー庁が提供する「登録小売電気事業者一覧」を参照すると、対応地域を確認することができます。
住んでいる地域に適した電力会社を選ぶことで、地方でも自由化の恩恵を十分に受けられるでしょう。
電力自由化はいつから始まった?
日本での電力自由化は段階的に進められ、一般家庭を対象とした小売全面自由化は2016年4月にスタートしました。
それ以前の2000年には、大規模工場やビルを対象とした「特別高圧」区分で自由化が始まりました。
2004年には中規模工場を対象とする「高圧」区分が対象となり、少しずつ自由化の範囲が広がりました。
2016年の小売全面自由化により、一般家庭や商店でも電力会社や料金プランを選べるようになったのです。
この改革により、利用者の選択肢が増え、電気料金やサービス内容の多様性が実現しました。
実績のない新しい会社と契約して倒産したらどうすればいい?
契約していた電力会社が倒産しても、すぐに停電することはありません。
日本では、電力会社の倒産時に備えて「経過措置プラン」が用意されており、一時的に地域の大手電力会社のプランへ自動的に切り替わります。
ただし、電気の供給は継続されますが、経過措置プランは一般的なプランよりも料金が高い傾向にあります。
少しでも安い電気料金プランを利用したい場合は、早めに新しい電力会社を選び、契約を切り替えるのがおすすめです。
新電力に乗り換えて電力自由化のメリットを活かそう
電力自由化は、電気料金の削減や新たなサービスの選択肢を広げる大きな改革でした。
新電力に乗り換えることによって、自分に最適な無駄のないプランを契約でき、電気代が節約できる可能性は高いです。
この記事を参考に、自分に合った新電力プランをぜひ検討してみてください。
電気代節約方法14選!簡単で効果が出やすい節約術をわかりやすく紹介